京都・南丹市で小学6年生になる安達結希さん(11)が行方不明となってから、11日が経過した。捜索が続く中、地域では子どもを外に出すことを控える家庭も増え、不安が広がっている。FNNでは、安達さんの親戚の男性を独自に取材した。

地域に不安広がる

京都・南丹市立園部小学校に通う安達結希さんが行方不明となって11日。

この記事の画像(15枚)

取材班は午前11時頃、小学校近くにある公園へ向かうと、晴れていて外で遊ぶにはいい天候だが、全く人はいない。春休み中にも関わらず、公園で遊ぶ子どもたちの姿はなかった。

小学校近くの公園に人の姿はなく…
小学校近くの公園に人の姿はなく…

別の公園もガランとしていた。2歳児と3歳児の母親は「きょうは少ない。(普段は)もっといっぱいいますね。(Q.あまり表に出ないようにしている?)そうですね、ちょっと怖いですね」と話す。

事態が長期化する中、この地域の子育て世帯には、不安が広がっていた。

新中学1年の母親は「全く分かってないじゃないですか。なんでいなくなったのか。誘拐の可能性もあるし。外を歩かせるの怖いので、できるだけ家にいるようにさせていて」と語った。

南丹市内の小学校は、来週水曜日の8日に新年度の始業式を迎える。

別の小学生の母親は「(小学校は)園部です。一緒ですね。(子供)1人での行動は今控えてもらっている状態ですね。(Q.学校から連絡は?)やっぱり気をつけてくださいとは。(安達さんが)早く見つかって欲しいというのはありますね」と話した。

小学校謝罪…説明会開く方針

そんな中、園部小学校は、安達さんが行方不明となった3日後に保護者に宛ててメッセージを配信し、対応を謝罪していたことが分かった。

南丹市立園部小学校が保護者に公開した文書:
今回の事案において、学校が安達結希さんの欠席を確認していたにもかかわらず、ご家庭への連絡が遅れた事実がございます。

学校側の対応に不手際があったと謝罪。その上で安達さんの発見に向け全力を尽くすとしている。

3日朝に小学校が保護者に発信した文書
3日朝に小学校が保護者に発信した文書

さらに3日朝、新たなメッセージを配信し、「これまでの経緯説明と今後の対応策について直接お伝えする場を設ける」と、説明会を開いて保護者から質問や要望を聞くとの方針を示している。

「まだ手がかりがあったら探してください」

3月23日の朝8時ごろ、父親の車で小学校付近まで送り届けられたあと、安達さんは登校せず、行方が分からなくなった。

安達さんの祖母が捜索にあたる様子を見た近隣住民は「おばあさんも、藁にもすがる思いでやっていた。『まだ手がかりがあったら探してください』と言って、もう半泣きや、泣いて」と話す。

祖母を見かけた時の様子を語る近隣住民
祖母を見かけた時の様子を語る近隣住民

FNNでは、安達さんの親戚の男性を独自に取材した。

安達さんの親戚の男性:
仕事の都合がつけば、親族が入れ替わりで捜索をしている。自分も「るり渓」から北の方へ捜索に加わった。

安達さんの人柄については「ゆきくんは明るくてとてもいい子。一刻も早く見つかって欲しい」と話した。

黄色い「ランリュック」見つけにくい場所も

そして3日午後1時ごろ、警察の捜索に動きがあった。

捜索が行われたのは、安達さんの通学カバンが見つかった峠道の入り口付近の池。水中ドローンなどを使い、この池の中で初めて捜索が行われた。池に繋がる小川の周辺でも、念入りな捜索が続けられた。

安達さんの黄色い通学カバンは、この池に隣接する峠道沿いの山の中から発見された。

「ランドセル」と「リュックサック」の特徴を兼ね備えた“ランリュック”と呼ばれるタイプだ。

広瀬修一キャスター:
同型のランリュックです。横幅が30cmほど。そして高さが40cmほどの大きさでしょうか。非常に目立つ色です。この黄色のランリュックが峠道に置かれていた、そしてこういった斜面に置いてあったとした場合は、やはり茶色の中で非常に目立ちます。

カードレールの裏など見つけにくい場所も
カードレールの裏など見つけにくい場所も

薄暗い峠道でも目を引く鮮やかな黄色の通学カバンだが…。

広瀬修一キャスター:
こちら斜面の下にガードレールがあります。この奥にランリュックがあった場合は非常に見つけにくいです。こういった見つけにくい場所もこの峠道にはあります。

安達さんに繋がる有力な手がかりがない中、警察は防犯カメラの確認範囲を広げるなど捜索を続けるとともに、情報提供を広く呼びかけている。
情報提供は南丹署生活安全課(0771-62-0110)まで。
(「イット!」 4月3日放送より)