2025年1月19日、名古屋市昭和区の「ステーションAi」で、就職活動中の学生や転職希望者らとスタートアップ企業をつなぐ「INNOVATION JOB FAIR STARTUP DAY AICHI」(イノベーションジョブフェア スタートアップデー愛知)が行われました。

このイベントは愛知県とステーションAiなどが主催し、自動車関連のスタートアップ企業や、AIを使って業務の効率化をサポートする、名古屋大学発のスタートアップなど22社が参加しました。

この記事の画像(3枚)

会場では企業ごとにブースが並べられ、参加者が興味のある企業を回る形で行われました。

自動車の制御開発からスタートし、今では自動車の開発や電線から独立したソーラーカーポートから蓄電池経由で自動車に電気を供給するシステムの開発などを行っている「AZAPA(アザパ)」や、災害時に陸の孤島となったところへ物資を運んだり、行政からの依頼で被害状況の確認用に撮影したりするドローンの開発製造をする企業「PRODRONE(プロドローン)」などが人気を集めていました。

また、2016年に名古屋大学の学生らで立ち上げた「トライエッティング」も出展していました。「トライエッティング」はAIを活用してメーカーがどの店舗にどんな商品がどのくらい必要かなどを、過去のデータをもとに予測するシステムや、病院や飲食店などの勤務シフトについて、AIが過去のデータから必要な人員を予想して組むシステムなどの開発を行っています。

参加した、名城大学理工学部3年の男子大学生は「事業の立ち上げなどに興味があった。スタートアップ企業の採用はHPをみても分かりにくいことが多かったが、実際にきて、面白そうな企業と面談できるのはありがたい」と話し、転職先を探している54歳の男性は「自分に合った職探しにすごく有意義な機会で、自分のスキルにマッチする企業がみつかる可能性が高いと思う」と期待していました。

主催した愛知県経済産業局スタートアップ推進課の金丸良主査は「双方がうまくマッチし、採用につながるといい。このイベントをキッカケにスタートアップで働きたいという人を増やしていければ」と話していました。

(東海テレビ)

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。