熊本・美里町で新春恒例のイベント『みどりかわ湖どんど祭り』が緑川ダムイベント広場で1月11日に行われた。祭りでは竹で作った日本最大級とされるやぐらが燃え上がり、家族連れなどが今年一年の無病息災を祈った。

日本最大級 高さ約30メートルのやぐら

竹の爆ぜる音を山あいに響かせながら、勢いよく立ち上る炎。熊本・美里町で行われた新春恒例のイベント『みどりかわ湖どんど祭り』だ。

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祭り3日前の1月8日の緑川ダムほとりの広場では、やぐらづくりが行われ『どんど焼き』の準備が進められた。

『どんど焼き』は、小正月に正月飾りなどを焼く行事で、地域によって呼び方が異なり、熊本では『どんどや』と呼び、竹やワラでやぐらを造ることが多い。

美里町では五穀豊穣や無病息災を願って『みどりかわ湖どんど祭り』が開かれていて、祭りの呼び物は日本最大級とされるやぐらで、2025年はこれまで以上のやぐらづくりに挑戦した。

やぐらづくり担当の美里町役場・上田怜史さんは「今までは(やぐらの高さは)20mだったんですが、今回は10mのばして、高さ30mで実施します」と話し、約30メートルのやぐらの高さは過去最高。この日は大型クレーンを使うなどして大詰めの作業を行った。

火の勢いが落ち着くとお楽しみの餅も

祭り当日は熊本県内外から多くの家族連れなどが会場を訪れ、正月飾りなどをやぐらに積み上げた。

そしてやぐらに火が放たれると、勢い良く燃え上がった。火の勢い落ち着くと家族連れなどが焼き上がった餅をほおばっていた。

参加した子どもや家族連れは「元気で、けがせず病気せず」や「勉強、頑張りたいです」と話した。

また、やぐらづくり担当の上田さんは「(やぐらが)無事にきれいに燃えることができて一安心。今年一年、みなさんが健康に過ごしていただければ」と話した。

(テレビ熊本)

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