熊本・宇城市で駅と商業施設を結ぶ自動運転バスの実証実験が12月18日から始まる。17日は試乗会があり、記者が自動運転バスに乗ってみた。

12月18日から自動運転シャトルバス運行

この実証実験は熊本・宇城市とイオンモール、NTT西日本の3者が、JR小川駅とイオンモール宇城の間、約1・8キロで電気で動く『自動運転シャトルバスEVO』を使って行う。『自動運転シャトルバスEVO』に乗ってみると、揺れも少なく、とても快適だ。

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バスは9人乗りで乗客のほか、自動運転を補助する『オペレーター』が乗り込む。このバスは信号や横断歩道があると止まり、オペレーターがパネルの『発車』ボタンをタッチし、再び走らせる。

NTT西日本・熊本支店の中村幸太担当課長は「危険物があると、バスのほうで感知してストップしてしまう。乗り心地は進んでいると、スムーズに行っているから、ぜひみなさん体験していただけたらと思います」と話した。

障害物を避ける時などは、オペレーターがコントローラーで手動運転するが、オペレーターは「これにハンドル・アクセル・ブレーキ、車の機能が全部入っています。今は何も(動かしていない)。すぐに対応できるように手に触れさせておいてます」と話す。

更に、イオンモール宇城の中にある宇城市の小川支所には遠隔監視室が設置され、車内のカメラの映像などで運行に異常がないかを常に確認している。

将来は『レベル4』の完全自動化へ

近くに住む人は「あすから一般の人を乗せる実証実験があるらしくて、それには一回、乗ってみたい」や「バスの中の設備を見てみたい」と話した。

中村担当課長は「今回は『レベル2』といってオペレーターが乗っていますが、将来は『レベル4』の完全自動化となり、市民の足となるようにお手伝いができたらと思っています」と、展望を話した。

この自動運転バスの実証実験は1日8便、12月18日から24日までだ。

(テレビ熊本)

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