9月1日、台風9号が沖縄に接近中ですが、この時期は台風が多いと感じる人が多いのではないでしょうか。
実際に、それを裏付けるような昔からの言い伝えがあります。

昔からの言い伝え…「二百十日(にひゃくとおか)

8月31日は、立春からちょうど210日目が経過した日でした。

“立春から210日目は台風が多い厄日”という昔の言い伝えから「二百十日(にひゃくとおか)と言われています。
そのため、昔から農家や漁師が恐れている時期で、まさに2020年はその言い伝え通り…という状況になっています。

この時期に発生する「夏の台風」と「秋の台風」

この時期に発生する台風には、夏と秋の台風があり、それぞれに違った警戒ポイントがあります。

まず「夏の台風」は、「強い太平洋高気圧」が日本列島に張り出してきて、バリアのように覆ってしまいます。
そのため、台風を吹き流す偏西風が、画像のように列島の北側で吹きます。

その結果、台風はわずかな気流にしか流されず、あまり動きません。
また、高気圧の周辺では猛暑になったり、ゲリラ豪雨が発生したりします。さらに9月に入ると、高気圧が一部弱まってくる場所が出てきます。

そうすると、その弱まった場所から台風が本州に近づいてくるということがあります。

つまり、夏台風の特徴は「日本に近づきやすく、移動速度がゆっくり」
今回の台風9号も「夏台風」なのでゲリラ豪雨には注意が必要です。

一方「秋の台風」は、9月に入り高気圧が弱まることで、画像のように偏西風が日本本州付近まで南下してきます。
そのため台風は、沖縄付近まではゆっくり動き、九州から北海道にかけては風に乗ることにより、いきなり速度が速くなります。過去には、時速90キロを記録したこともあるんです。

「秋の台風」は”スピードがいきなり早くなり、突然暴風雨が発生する”という特徴があります。

「二百十日(にひゃくとおか)」だけではなく「二百二十日(にひゃくはつか)」説も?

実は、台風が多いのは“立春から220日目”だという説もあります。
例えば、2019年9月に千葉を襲った台風15号のように、立春から220日目付近に台風が発生した例もあります。
つまり、「二百二十日(にひゃくはつか)」付近までは、まだまだ台風のトップシーズンとなっているため、引き続き注意が必要です。

ゲリラ豪雨とは違い、台風は必ず事前に備えることができるので、皆さんも時間に余裕があるうちに、ぜひ対策をお願いします。

(とくダネ!『あまダネ!』9月1日放送)