12月3日、兵庫県・福崎町の池に現れ話題となっている「人面魚」を探しに、めざまし8取材班が向かうと、そこには、池を熱心にのぞき込む多くの人の姿がありました。
この記事の画像(17枚)番組スタッフ:
こちらの池ですかね。鯉がたくさんいますね。皆さん、熱心にのぞき込んで人面魚を探してますね。あ!あちら犬も身を乗り出していますね。一緒に探しているんでしょうか?
池の前には、早くも「人面魚を探そう」の看板も設置されていました。
公園を訪れた人:
SNSで見て、すごい会いたいなって思って来ました。
見られたらなんかいいことありそうって思って。
SNSに投稿されたのは、ある動画と「公園の池に人面魚おった」という文面。
映像をよく見ると、確かに人間の顔のように見えるコイの姿があります。
めざまし8のカメラは果たして「人面魚」を見つけられるのでしょうか?
公園を訪れた人:
こっちよ、こっち、一番向こうの。
番組スタッフ:
こっち…? あっ、この奥のこれ!?
公園を訪れた人:
似てる似てる。写真と一緒だね。
この動画をSNSに投稿したのは、福崎町役場地域振興課の髙橋寛英さん。
――やっぱりこれは人面魚ですか?
福崎町役場 地域振興課 髙橋寛英さん:
そうですね、これは人面魚です。
ここに目があります。で、高い鼻、口。
話題の人面魚をよく観察すると、確かに両目・筋の通った鼻・口に見える模様があります。
“妖怪の町”福崎町 人面魚にもミステリアスな一面が!
実は、人面魚で話題のこちら福崎町は、各地の言い伝えや妖怪にまつわる本を数多く残した民俗学者・柳田國男の故郷で、“妖怪の町”として知られています。
これまで妖怪のご当地キャラクター・ “ガジロウ”を様々なイベントに派遣するなど、10年前から妖怪で町おこしをしてきました。
そんなミステリアスな街で、新たに見つかったという人面魚。
福崎町役場 地域振興課 髙橋寛英さん:
(先月)観光客の方が町の観光協会にメールをくださいまして。今まで何回もここには来てるんですけど、僕たちも初めて知ったので驚きました。
さらに、福崎町の人面魚には、他にはない特徴があるというのです。
福崎町役場 地域振興課 髙橋寛英さん:
この左のお腹部分に注目してみてください。左のヒレの部分にハートマークがあります。
確かに人面魚の胸びれ付近には、きれいな赤いハートマークが!
そんな人面魚にあやかろうと役場でも…。
福崎町役場 地域振興課 髙橋寛英さん:
ハートがすごい珍しいと思うんで、縁結びみたいなので、絵馬とか置けたら…
早くもグッズの販売を計画するなど、妖怪に次ぐ新たな町おこしの象徴として期待しているようです。
令和の時代にも、あの“人面魚ブーム”再来?!
人面魚が話題となった事例は、過去にもありました。
1990年に山形・鶴岡市にある善寳寺に現れた、模様が人の顔のように見える“幻の魚“。
その姿を一目見ようと1日1万人が殺到するなど、空前の“人面魚ブーム”が起きました。
あれから34年、福崎町役場の髙橋さんは人面魚ブーム再来に期待を寄せているといいます。
福崎町役場 地域振興課 髙橋寛英さん:
山形県の時と同じように、ここ福崎町でも盛り上がってくれたらなと思っております。
人面魚は、福崎町の新たな町おこしの象徴となるのでしょうか?
(「めざまし8」12月5日放送より)