駅のロータリーを走る路線バス。

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通常の路線バスの2倍近い長さを誇る、その名も「タンデムライナー」です!

運転しているのは、この道18年、東急バスの山口信弘(やまぐち・のぶひろ)さん。

山口信弘さん:
(ピンポン♪)はい、次止まります。

運転手不足が深刻化する中でも、“誰もがストレスなく移動できる社会にしたい”とタンデムライナーで走り続けています。

山口信弘さん:
実際に人手不足は肌で感じている。あまり人手不足が続くと、この路線自体の継続も厳しくなってしまうので一人で多くのお客様を運べるタンデムライナーは、人手不足の解消に繋がるのかなと思います。

一度に100人以上を乗せることができる「タンデムライナー」。

しかし、全長が18mにもなるため、現在運転できるのは、特別な教習を受けた一握りのドライバーのみです。

山口信弘さん:
内輪差が通常のバスと違いますので、大回りするような感覚ですかね。どうしても折れ曲がってしまうと、ミラーと目視だけでは見えない部分があるのでモニターを使って安全を確認しております。

バスの運転手だった父に憧れて、同じバスの世界に飛び込んだ山口さん。

“1人でも多く、より安全に送り届けたい”。その思いで、地域の足を守り続けています。

山口信弘さん:
さらに高齢化社会になってくると思うので、より一層バスの重要性は必要なのかなと思います。(人手不足は)時間で解決できるわけではないのでタンデムライナーとかで、人手不足を多少でも改善できればいいかなと思っています。

人手不足を補い、“誰もがストレスなく移動できる社会”の実現のため、山口さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」11月5日放送より)