中国の道ばたでポン菓子を作る屋台が爆発し、粉じんが舞う事態がカメラに捉えられた。店主はポン菓子の機械で焼き栗を作ろうとしていたと話しており、爆発後、あたりには栗が散乱していたという。機械の近くには店主と女性がいたが、けがはなかった。

甲高い機械音…直後“ドーン”と爆発

中国・山東省で16日、秋の夜長に道ばたで撮影されたのは、現場に突如鳴り響く大きな金切り音。そして突然、何かが爆発した瞬間だ。

機械の目の前に立つ高齢男性と女性(中国SNSより)
機械の目の前に立つ高齢男性と女性(中国SNSより)
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当時、身をかがめて機械を操作する高齢男性、その横には一人の女性がいた。女性は何かを待っているのか、高齢男性にふらっと近寄る。

鳴り響く甲高い機械音(中国SNSより)
鳴り響く甲高い機械音(中国SNSより)

しかし、鳴り響く甲高い音に異変を感じたのか、バイクに乗った男性がやってくると「爆発するよ!」と呼びかけた。

爆発し粉じんに包まれる2人(中国SNSより)
爆発し粉じんに包まれる2人(中国SNSより)

次の瞬間、爆発が起き、爆風とともに粉塵が二人に降りかかる。一部始終を見ていた撮影者も思わず「すげー!」と呟くほどだった。

高齢男性と女性は一体なにをしていたのかというと、実は米などの穀物に圧力をかけて作る、日本でもなじみのある『ポン菓子』を作っていたのだという。

爆発の原因は…栗!?

ポン菓子は大きな音と共にできあがるお菓子だが、2人を巻き込む程の爆発はなぜ起こったのか。

爆発直後、撮影していた男性は落ちている小石のようなものを見つけ「栗だ!」と叫ぶ。

散乱していたのは栗(中国SNSより)
散乱していたのは栗(中国SNSより)

なんと機械に入っていたのは、米などの穀物ではなく「栗」だったのだ。

現地メディアによると、屋台の店主はポン菓子を作る機械で焼き栗を作ろうとしていたという。

爆発後に苦笑いする店主(中国SNSより)
爆発後に苦笑いする店主(中国SNSより)

爆発後、周囲にいた人が駆けつけると、店主は苦笑いをしていた。幸い、この爆発によるけが人はいなかったという。
(「イット!」 10月30日放送より)

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