強い台風18号は、日本時間3日午後1時40分ごろ、台湾南部の高尾付近に上陸した。
冠水や土砂崩れなど、各地で被害が相次ぎ、台湾全土で通勤や通学を取りやめる措置がとられている。

高潮、土砂崩れ、土石流…台湾各地で大きな被害

台風18号が日本時間3日午後1時40分頃に台湾南部の高雄付近に上陸。
高雄の道路は、辺り一面にあふれた濁流で川のようになっていた。

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強風で吹き飛ばされた屋根と壁。台風がもたらしたのは、強風と大雨だけではない。

高潮が発生し、街が海水に浸かった。

さらに、あちらこちらで土砂崩れも発生し道路がふさがれた場所もあった。

台東県では、大雨により堤防が決壊し氾濫。土石流も発生した。

半分近くまで土砂に埋もれた電柱もあった。

大雨で通行止めになっていた道路は、一夜が明けると、茶色い濁流で完全に水没していた。

影響は沖縄県にも及んでいる。

石垣島では、午後4時過ぎに道路が冠水。

台風18号は、4日にも熱帯低気圧に変わる見込みだが、その後も日本列島にかかる秋雨前線を刺激する見通し。それにより、日本海側や被災地の能登半島でも雨が強まるとみられ、注意が必要だ。
(「イット!」 10月3日放送より)