“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣(わたなべ・まい)被告の、30日の控訴審判決の直後、渡辺被告の母親が、FNNの単独インタビューに応じた。

渡辺被告の母親「連れて帰りたかった」

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渡辺被告の母親:まず(手錠を)やってるじゃないですか。あれ私は初めて見たから、そこから(涙が)ダーですよ。そんなのつけて入ってくるんだと。

 “頂き女子りりちゃん”を名乗り、恋愛感情を利用して、男性3人から合わせて1億5500万円余りをだまし取った詐欺の罪などに問われていた渡辺被告。

2024年4月、渡辺被告に1審で言い渡されたのは、懲役9年と罰金800万円。弁護側は量刑が不当として控訴していた。

30日午前10時前、名古屋高裁前には “頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告の控訴審判決の傍聴席を求めて朝から長い列が出来ていた。

傍聴券を求める人:
この判決がどうなるのかで、今後の恋愛詐欺がなくなるきっかけにもなるかと思うので。

午前11時ごろ、渡辺被告は白の丸いフレームの眼鏡に長い黒髪、黒色の半袖シャツを身につけて出廷
午前11時ごろ、渡辺被告は白の丸いフレームの眼鏡に長い黒髪、黒色の半袖シャツを身につけて出廷

午前11時ごろ、廷内に姿を現した渡辺被告は、白の丸いフレームの眼鏡に長い黒髪、黒色の半袖シャツを身につけていた。

名古屋高裁が言い渡したのは懲役8年6カ月と罰金800万円。

身勝手な動機を指摘したが、「事実を認め、被害者に謝罪し、ホストが一部弁済している」などとして、一審からは6カ月の“減刑”となった。

判決言い渡しの最中には、渡辺被告が声を上げて泣きだす場面もあった。

今回の判決を法廷で聞いていた渡辺被告の母親は以下のように答えた。

ーー減刑されてどう思ったか
正直変わらないと思っていたから減らしてくれてありがとうございます。

ーー裁判長が判決を述べているときどんな気持ちだったか
(刑が)短く、短く、短く、短くって。

ーー(渡辺被告が)嗚咽混じりの過呼吸になったが
迎えに行っちゃおうかと思った。めっちゃ行きたかった。連れて帰りたかった。何やってんのみたいな、帰ろうっていって。

母への手紙に「愛情」記す

渡辺被告が母親に宛てた手紙には、母親への「愛情」が記されていた。

渡辺被告が母親に宛てた手紙
渡辺被告が母親に宛てた手紙

「なんだかんだまいはままのことがすきで大好きで『ままいなくても平気!!』って強がっていたりするけどままが本当にまいの元からはなれたら大泣きしてしまう」「ままがすきだよ」

母親は娘が出所したら一緒に住みたいと話している。

ーー出てきたら?
一緒に住みたいです。真衣からの手紙も来ている。

渡辺被告の支援者は渡辺被告の自伝手記を有料で公開し、利益の全額を被害者への弁済に充てるとしています。
(「イット!」 9月30日放送より)

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