広島の「福山市立動物園」で、愛を育むカップルペンギンと、その横で寂しそうにたたずむ1匹のペンギンがカメラにとらえられた。
“ソロペンギン”は、何かを背中で語るかのように微動だにしなかったという。
飼育員によれば、実は彼女がいると主張したかったのではないかと推測している。
カップルの横で…“ソロペンギン”が
広島・福山市の「福山市立動物園」で、お互いに羽繕いをする仲むつまじいペンギンのカップルがいた。
この記事の画像(11枚)ペンギンにとって、羽繕いは愛情表現の1つなため、まさに“イチャイチャ”している状態だ。
しかし、すぐ横には、1羽でたたずむオスの“ソロペンギン”の姿があった。
イチャイチャする2羽を見て見ぬフリしているのか、斜め上を向いて直立不動で立っている。
そして、しばらくすると視線を感じたのか、イチャイチャしていた2羽が「スンっ」と、前を向いてしまう。
どこか寂しそうな1羽のペンギンだが、目撃した飼育員に話を聞くと、「たまたまこの時、1羽でいただけで、ペアの彼女はいる」という。
また、「横目に見ながら、『オレも彼女いるし』みたいな、背中で語っているようにも見えたかなという感じ」とペンギンの気持ちを代弁した。
この時、たまたま1羽だった“ソロペンギン”は、エサを食べ終えて日光浴をしているところだったのだ。
“包み込む”優しさがモテポイント?
また、飼育員は、「卵を温めるときにオスとメスで交代で温めるので、体の大きいオスの方がちゃんと卵を包み込んで温めてくれるから、大きいオスが選ばれやすいのかなという説がある」と、実はペンギンにも“モテるポイント”があると解説。
一度カップルになると一生添い遂げるといわれているペンギン。
周りを気にせず愛情表現を行うことが大切なのかもしれない。
(「イット!」 9月11日放送より)
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