群馬県にある八ッ場ダム。雄大な自然と大きな湖、そして勢いよく水が噴き出しています。

設備の点検を行うのは、八ッ場ダムの管理をしている高橋征士(たかはし・せいじ)さんです。

高橋征士さん:
ダムというのは、24時間365日、求められた機能というのを確実に発揮できなければなりません。気を緩めずに仕事に勤めている。

ダムの重要な役割のひとつが、私たちの生活用水の管理です。
高橋征士さん:
最近、日照りが続いているので川の水が足りなくなっている場合は、ダムから補給して足りない分を足してあげると。

水が足りなくなると、ダムの水を放流することで、生活用水の補給を行います。
また、台風被害などが多い夏場はダム湖の水位を下げ、水を貯められるようにすることで、川の氾濫被害を軽減する役割もあります。

私たちの生活の根幹に関わる「水」を管理するダムを、日々、天気や水量を確認し、放流量の調整や水質のチェックなども行っています。

「多くの人の役に立ちたい」と30年以上、生活用水の管理などをしてきた高橋さん。蛇口をひねれば出てくる水も、高橋さん達のおかげで“当たり前”になっています。

高橋征士さん:
水不足を解消するといったことについても(ダムの機能が)非常に役立っていると思っている。最後(定年)までここに捧げたくなってしまうくらいやりがいはある職場だと思っています。
生活に欠かせない水を管理し、私たちの生活を支えてくれている高橋さんの活動はあすも続きます。
(イット!8月27日放送より)