中国で、出発を待っていた航空機内でトラブルが発生した。「バッグを床に置いて」という指示を女性の乗客が無視し続けたため、機体は滑走路から搭乗口に逆戻り。女性は警察官によって機内から降ろされ、後続の便にまで遅れが出るなどの事態となった。
原因は高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のバッグか
8月10日、中国の重慶江北国際空港で出発を待っていた機内で起きたトラブル。
原因となったのは、女性の乗客の横に置かれた高級ブランド、ルイ・ヴィトンのものとみられるハンドバッグだ。
「ヴィトンのバッグを床に置いて」という客室乗務員の指示を、女性の乗客が無視して拒み続けたことがきっかけだった。
地元メディアが伝えた客室乗務員の指示内容は、「乱気流などの事故の危険があるため、バッグは座席の下に置いてください」というもの。
客室乗務員は声をかけ続けたが、女性は聞く耳を持たず、指示を無視した。
女性が拒み続けた理由について、地元メディアは「女性が持っていたバッグは約44万円相当」と報道したうえで「高価なブランドバッグを汚したくないという思いから、床に置くことを拒み続けていたのでは」と伝えている。
機体は搭乗口に逆戻り…女性は降ろされる
この事態を受け、機体は滑走路から搭乗口に逆戻りした。
女性は、通報を受けて駆けつけた警察官によって機内から降ろされた。
この件が報じられると、中国のSNSには「ヴィトンと命どっちが大事?」「こんな人と出会いませんように…」など、女性に対する批判が殺到した。
女性のわがままにより、後続の便にまで約1時間の遅れが出るなど、大きな影響が出たという。
(「イット!」 8月21日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(20枚)