ゆっくりと街中を走るロボットが向かった先は、駅のホーム。
この記事の画像(7枚)配送ロボットが自ら電車やバスに乗って、荷物を届ける“日本初の実証実験”です。
宇都宮大学・尾崎功一教授:
人までの距離はわかっているので、ちゃんと止まります。
このロボットを開発したのは、宇都宮大学の尾崎功一教授です。
尾崎功一教授:
(電車など使った)移動ロボットであれば、各ご家庭にピンポイントに配達して回るとか、(重さが)100 キロとか 200 キロというオーダーも運べます。
電車などの公共交通機関を使えば、遠い場所にもロボットだけで配送が可能になり、物流業界の人手不足を解消する救世主として、期待されています。
尾崎功一教授:
年配者でもスマホとかコンピューターを使いこなせる世代がこれから増えてくるので、その配送を(ロボットに) お願い!ポチ!っていうのが、多分一番お願いしやすいと思うんですよね。
30 年以上、移動ロボットの研究を続ける尾崎教授。
“人の負担を減らし、より便利な社会を作りたい”という思いから、研究を始めました。
尾崎功一教授:
僕自身は本当に純粋に(研究が)好きだからですね。
それが結果的に、皆さんが喜んでいただけるというところが、いいんじゃないかと考えています。
人のために活用できる配送ロボット、実用化に向け研究に奮闘する尾崎さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」7月25日放送より)