都内では最大規模

withコロナ時代の“非接触型ホテル”に迫った。

アパホテル・元谷芙美子取締役社長:
ご覧の通り、隣が国技館ということで、観光立国としてやらせてもらうためにも、日本の文化を大切にしたい

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7日、東京・両国国技館の隣に開業した「アパホテル & リゾート 両国駅タワー」。

都内では、最大規模となる地上31階建てで、客室数は1,111室に及ぶ。

館内には、東京の景観を眺めながら食事を楽しめる鉄板焼き店や、この時期には欠かせない屋外展望プールなども完備。
滞在そのものを楽しめる「アーバンリゾート」になっている。

このホテルは、開業前の5月に、新型コロナウイルスの無症状患者や軽症者の療養先として、東京都に貸し出していた。
そこで培われた感染対策のノウハウは、今回のホテルにしっかりと反映されている。

人と人との交わりを極力減らす

ポイントは、最先端のIT技術を活用した“非接触型ホテル”。

 

チェックインは、QRコードを専用機にかざすだけで完了。

チェックアウトも、ルームキーを専用のポストに投函(とうかん)するだけ。

さらに、大浴場に人感センサーを設置することで、客室から混雑状況を“見える化”。
人と人との交わりを極力減らしたホテルになっている。

アパホテル・元谷芙美子取締役社長:
コロナ前とコロナ後では、お客さまの思いも、わたしたち経営側も常識も変わってくると思うが、何よりも、その場その場に対応した、お客さまに喜ばれる、あてにされる、頼りにされるホテルでありたいと思っていて、今はコロナでインバウンドの方が大変減少しているが、10年先ずっと、ホテルは皆さんに愛されてやっていく使命がある

テレワーク応援プランも

インバウンドや国内旅行での集客が不透明な中、アパグループでは、テレワークの利用を見込んだ日帰りプランなどを販売し、新たな顧客の獲得も行っている。

アパホテル・元谷芙美子取締役社長:
やはり、手をこまねいて待っているだけのホテル経営であっては、この国難というべき、すごいことに対応できないので、ホテル業界のリーディングカンパニー(先導する企業)と自負していて、新しい企画をもって、新しいお客さまの開拓にあたりたい

(「Live News α」8月7日放送分)