5月1日、名古屋市中区で自転車に乗った男性が歩道に進入してきた車にはねられケガをした殺人未遂事件で、現場近くの防犯カメラが事故の瞬間をとらえていた。
1日午後2時前、名古屋市中区栄5丁目の歩道で、自転車に乗っていた男性が車にはねられた殺人未遂事件。その犯行の瞬間を捉えた防犯カメラの映像だ。
自転車に乗った男性を追いかけるように歩道に進入し、そのまま猛スピードで歩道を走ると、男性に衝突。そのまま走り去っていった。
（リポート）
自転車の男性に衝突した車は、車1台が通れる街灯をすり抜け、そのまま逃げていきました
事件があった現場は、名古屋の中心部・若宮大通沿いの比較的幅の広い歩道だった。
防犯カメラの映像などから、車は歩道に進入した後、40m程にわたり男性を追いかけ車ではね飛ばす。その後、車は交差点を北に曲がって逃走した。
車が歩道の上を走行した距離は100m程になるとみられ、一歩間違えれば歩行者が巻き添えになる無謀な運転だ。
目撃した男性：
なんかもう、何があったんだろうみたいな。仰向けで倒れていて。でも「自転車を移動してください」とか「自転車の鍵お願いできますか？」とか言われていたので、意識はちゃんとしていると思う
交差点の近くに設置された別の防犯カメラには、男性をはねた後も左右にふらつきながら猛スピードで一方通行を逆走する車の姿が。
左の前輪はスペアタイヤで、後部座席のドアには歩道を走った際にぶつけたのか大きな傷が付いているのがわかる。さらに、助手席にも人影が…。
その後の捜査関係者への取材で、事件直前の状況が明らかになってきた。
（リポート）
男性と車の運転手は、近くのコンビニでトラブルになっていたことが分かりました
男性と車の運転手はともに外国人とみられ、事件直前に近くのコンビニでトラブルになったことから、車で執拗に男性を追いかけたとみられている。
自転車の男性は、はねられた際に右手を擦りむく軽傷で命に別条はなかった。
捜査関係者によると車を運転していたのは男とみられていて、警察は殺人未遂事件として逃げた車の行方を追っている。
（東海テレビ）
