プロ野球・巨人の阿部慎之助監督が、娘を暴行した疑いで現行犯逮捕された事を受けて、監督を辞任することがわかった。また阿部監督本人が26日会見し、謝罪した。

会見ではチームについて問われ、大粒の涙を流す場面もあった。

巨人軍の監督の名も汚してしまった

阿部監督は、スーツ姿で会見に臨み、冒頭で「私の家族のトラブルで多くの野球ファンの方、プロ野球関係者の方、会社に多大なご心配とご迷惑をかけました。そして伝統ある巨人軍の監督の名も汚してしまって、深く謝罪したい気持ちでいっぱいでございます。このような形で皆様に謝罪できることを感謝しております。本当にもうしわけありませんでした。」と話し、深々と頭を下げた。

また被害者となった娘について、まだ高校3年生だとした上で、「温かく見守って頂ければ幸いです」と話した。

阿部監督は25日、東京・渋谷区にある自宅で、同居する10代の娘に押し倒すなどの暴行を加えた疑いで、午後8時前に現行犯逮捕された。

児童相談所から「父親から暴行を受けた」という内容の通報が入ったことから事態が発覚したという。娘にけがはないということだ。

また会見では、被害者である娘からの手紙も読み上げられ、チャットGPTに相談した結果、児童相談所が提示され、意図しない形で警察に通報されたことなどを明らかにした。

また父親である阿部監督とは、ダジャレを言い合うような関係であり、すでに仲直りもしているとしている。

娘からの手紙の全文は以下の通り。

娘からの手紙

報道関係者の皆様へ

今回の件につきましては、家庭内のことにも関わらず、大々的な報道になってしまったこと、大変申し訳ございません。

これは私の意志で書いております。

父には、このような声明はいらないと言われましたが、事実と、事実に対して異なる点がSNSでの憶測や報道でなされておりますので、この点についてお伝えさせて頂ければと思います。

まず暴力に関しましては、殴る蹴るなどといった事実はございませんでした。報道では殴られたなどとありますが、私の過度な状況説明によって報道内容が事実と異なってしまったことについては、明確にお伝えさせて頂ければと思います。

父とのこのような大がかりなケンカは初めての事であり、チャットGPTに聞いた結果、匿名で相談できる児童相談所というものがありますよとの説明書きがなされ、お電話をさせて頂きました。

どのようにすれば分からないという内容を児童相談所の人に相談させて頂いたにも関わらず、どうしたらいいかという私自身の意向が聞かれる事はなく、警察に通報されるという形になってしまいました。

警察が来て一番驚いているのは自分自身ですし、父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました。

皆様をお騒がせしてしまい、このような大事になってしまったことについては、深く反省しております。本当に申し訳ございません。

実際、父はいつも陽気で、私とはダジャレを呼び合い、笑い合う仲で、一緒に食事に出掛けるなど、通常の家族として交流しています。

私の事を、心配して下さる方も沢山いらっしゃると思いますが、この点については大丈夫ですので、ご心配のほどありがとうございます。

このような大事に至ってしまったこと、私が言うのも何ですが、非常に恥ずかしく思っています。今さらとはなりますが、ケガに関する心配などにつきましては、私の体が丈夫だった事もあり、心配はご無用ですのでご安心下さい。

多方面にわたり、多大なるご迷惑ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。

なお、父とは既に仲直りしておりますゆえ、ご安心ください。

最後になりますが、この先家族や父や私のことで、SNS等で叩くといった誹謗中傷やさらし行為は、なかなかこのご時世で収まらないとは思いますが、なるべく控えて頂く事を切に希望しております。

チームについて問われ涙

また今日から始まる交流戦では、阿部監督に代わり、橋上秀樹オフェンスチーフコーチが監督代行を務めるという。

記者から「チームはきょうから交流戦が始まるが」と問われると、阿部監督は言葉に詰まり、「いや…すみません」と絞り出すと、しばらく沈黙があり、「こういう形で去るってことは本当にご迷惑をかけていいるなと、思います」と話し、涙を拭ったものの、目からは大粒の涙が流れた。

本拠地東京ドームにソフトバンクを迎える三連戦がきょうからスタートするが、初戦は則本昴大投手が先発すると発表されている。

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

記者として社会部10年、経済部2年、ソウル支局4年半の経験を持つ編集長を筆頭に、社会部デスク、社会部記者、経済部記者、モスクワ支局長、国際取材部記者、報道番組ディレクター・プロデューサー、バラエティー制作者、元日経新聞記者、元Yahoo!ニュース編集者、元スポーツ紙記者など様々な専門性を持つデスク11人が所属。事件や事故、政治に経済、芸能やスポーツまで、あらゆるニュースを取り扱うプロ集団です。