メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手の口座から1600万ドル・日本円で約24億5000万円を不正に電子送金した銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平氏が、大谷選手の金で、プレミアム付きの希少な野球カード約1000枚、日本円で4900万円相当を購入していた事が新たにわかった。連邦地検は、転売目的だった可能性を指摘している。

連邦地検の訴状によると、水原氏は2024年1月から3月にかけて、野球カード約1000枚を購入し、その代金32万5000ドル・日本円で約4900万円を大谷選手の口座から支払っていたという。ヤンキースの永久欠番になっている往年の名選手であるヨギ・ベラ選手のカードや、同じくヤンキースのスター、フアン・ソト選手のもの、さらには、大谷翔平選手のカードも購入していたという。

水原氏は「ジェイ・ミン」という偽名を使っていて、ドジャースのクラブハウスにカードが届いていたという。検察当局は、eBayなどで転売する目的で購入したとみている。

プライムオンライン編集部
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