長野市の公園にあの喫茶店が進出する。長野駅東口公園に全国展開する喫茶店「コメダ珈琲店」が出店することがわかった。長野市は店の利益の一部を公園の維持管理費に回す制度を活用する。
長野駅東口公園に「コメダ珈琲店」が
長野市の長野駅東口公園。
駅からも近く親子連れに人気の公園だ。
この公園の中に、全国にも展開する人気の喫茶店「コメダ珈琲店」が出店することがわかった。
この記事の画像(6枚)敷地は公園の北東側、約917平方メートル。店舗内には約90席を用意し、駐車場も整備する予定だ。
運営する長野市のアスクホールディングスによると、2024年度中に営業をスタートさせたいとしている。
「すばらしい」利用者から歓迎の声
東口公園は2019年に整備され、噴水や遊具がある一方で、ゆっくりくつろげる場所が少なく地元住民などから飲食店の出店を求める声があがっていた。
公園の利用者は 「うれしい。すばらしい。欲しかった」 、「このへんあんまりカフェが、駅まで行かないとなかったので」、 「子どもと一緒に入れるコメダだったら最高。なかなか子連れでふらっといけるところがなくて」などと歓迎の声が。
利益の一部を公園の維持管理費に
公園を運営する長野市は今回、店の利益の一部を公園の維持管理費に回す「パークPFI」の活用を前提に出店者を募集した。
市によると、芝の手入れや光熱費などの維持管理費は年間300万円ほどかかっているが、そのほとんどを充てられるとしている。
長野市公園緑地課の担当者は「市の財政負担の軽減が図られたり、市民の皆さんにとってもこうした軽飲食の施設があることによって利便性がより上がる。また人がより集まるようになるので、にぎわいの向上にもつながる」と期待している。
長野市は今回初めて「パークPFI」を活用する予定で、順調に行けば今後、別の公園でも検討するとしている。
(長野放送)