鮮やかな青空が広がった東京・靖国神社では、多くの人が“開花宣言”を待っていた。
そして、11輪の花が確認され、開花宣言。
今、東京各地では、何分咲きなのか調査した。
平年より5日遅く開花宣言
東京菅区気象台地上気象観測・小林與朗班長:
きょう(3月29日)が東京の桜の開花日となります。

11輪の花が確認され、開花宣言が出された。
平年よりも5日遅く、2013年以降で最も遅い開花だ。
桜の名所目黒川沿いにあるジンギスカン店では、早い開花を見込んで肉を大量に仕入れていた店長が、タブレットを手にそわそわ。

中目黒ひつじ・西原宏視店長:
(開花宣言)出ましたね。準備は結構整っているので、あとは混んでくれればという感じです。
この週末から花見シーズンに入る各地の桜スポット。
ソメイヨシノは今、何分咲きなのだろうか?
東京各地では…すでに場所取りする人も
東京都有数のお花見スポット上野公園。

歩いて回ると、肝心の桜はほとんどがつぼみだった。
公園事務所によると、園内の桜は未開花の状態だという。
しかし、大きく花開いている桜もあった。

そして、桜の木の下にはブルーシートがたくさん敷いてあり、明日に向けた場所取りが始まっていた。

男性:
予定としては、先週ぐらいに咲くんじゃないかなと。ただずれたので、あしたになりました。

千鳥ヶ淵も、ほとんどの桜がつぼみ状態。
池から望む桜が人気の井の頭公園は、一分咲きだった。

目黒川沿いの桜の木も、まだつぼみ状態。
29日、イット! が取材した中で最も桜が咲いていたのが、隅田公園だ。

背景にスカイツリーが見られる場所にしっかりと桜が咲いていた。
公園事務所に聞くと、「桜はまだ開花の条件を満たしていない」というが、一部では咲いている状況だった。
では、28日桜の開花を発表した東京ミッドタウンはどうだろうか?

東京ミッドタウンでは、まとまって白い花びらが開いていた。
30日は、関東から中心に初夏を思わせる陽気となり、各地で桜の開花ラッシュとなりそうだ。
(「イット!」3月29日放送より)