静岡・沼津市の岸近くの海。一部の海面に白波が立っている。次の瞬間、海面から顔を出したのはクジラだ。

大きな水しぶきを上げ、何度も身を躍らせる様子をカメラが捉えた。
撮影した人:
一瞬イルカかと思ったんですよ。

クジラは海面から垂直に顔を出す様子が何度も目撃されたというが、なぜこれだけ近くに現れたのか。撮影した人も驚きを隠せない。
撮影した人:
珍しい。漁師の人も初めて見たと言っていた。そこら辺でバシャバシャはねていた感じ。
撮影した人:
びっくりしました。目の前で釣りをしてたら見えたので。ちゃんと戻れるのか。迷子になったのかなと思ったり。ちょっと心配しましたね。
親とはぐれた子どもの「ザトウクジラ」か
近くの水族館によると、このクジラは「ザトウクジラ」の可能性があるという。

伊豆・三津シーパラダイス 土屋考司飼育長:
特に大型のクジラになれば、そんなによくこの辺りで回遊しているのを見かけるのはない。珍しいといえば珍しいと思います。

そして、クジラは子どもの可能性もあるという。
伊豆・三津シーパラダイス 土屋考司飼育長:
もし若い個体、子どもであった場合は、一緒にいる親からはぐれて中に入ってきているのか。できるだけ広いところ、外洋へ出ていければいいなと思ってます。
クジラが弱って漂着するケースもあることから、水族館は元気なうちに駿河湾の外に出ていってくれればと話している。
(「イット!」3月14日放送より)
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