広島・廿日市市の宮島で、カワウの大群が原生林を枯らしていることが問題になっている。
地元では、木にテープを張り巡らせるなどの対策を行っているが、別の場所で移動したカワウによる新たな被害が発生するなど、対応に苦慮している。
対策後カワウの数が増える
「今、船が近づいて、飛び立った飛び立った!今、黒い集団が一気に飛んでいきました。数百ではないですね、数百以上かもしれない」と記者が興奮気味に伝えた。
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世界遺産・厳島神社がシンボルの広島・廿日市市の宮島。
ここに居座るカワウの大群が、酸性のフンで原生林を枯らし、問題になっている。
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1月、警戒心の強いカワウを追い払うため、木にテープを張り巡らせた。
しかし、18日に撮影した時には、木の奥の方からどんどんカワウが湧き上がり、前よりも数が増えていた。
宮島漁協の組合長は、「以前はテープを張った時点で、ほとんどいなくなった。慣れとるんかもわからんね」と話している。
国などに許可得て捕獲を検討
1月のテープ対策で寝床を離れたカワウが、島の約2km東側に移動。新たな被害をもたらしていいた。
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しかし、島全体が特別史跡などのため、個人では対策できない。
地元の廿日市市は、3月に国などに許可を取り、捕獲に乗り出すことも検討している。
(「イット!」 2月21日放送より)
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