8日、アメリカ・フロリダ州で発生した交通事故現場で、警察官が子どもと生後6カ月の赤ちゃんの命を救った。赤ちゃんに心臓マッサージを施した警察官は、現在も集中治療室にいる赤ちゃんに毎日電話をかけているという。

車内から女性と子どもの泣き声

8日、アメリカ・フロリダ州で撮影された映像。警察官が現場へ向かうと、道路の真ん中に粉々になったバイクがあった。

この記事の画像（11枚）

衝突された車の中から、女性と子どもの泣き声が聞こえた。

警察官は、優しくなだめるように「こっちへおいで、こっちへおいで。わかってますお母さん、私が助けます」と声をかける。

警察官は子どもを抱き上げると、通りがかった男性に預け、車へ戻った。中には生後6カ月の赤ちゃんがいた。

母親は「生きてる？やだやだ…」と、動かない我が子を見てパニックになっている。

警察官の心臓マッサージで赤ちゃんの呼吸戻る

警察官は心臓マッサージを始めた。母親が見守る中、懸命に続ける。

すると、警察官が「息をした！」と叫んだ。呼吸が戻ったのだ。

現地メディアによると、今も集中治療室にいる赤ちゃんに、警察官は毎日電話をかけているという。
（「イット！」 2月20日放送より）