東京・江戸川区の閑静な住宅街にある公園。

東京・江戸川区
東京・江戸川区
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設置されている水飲み場に、ある異変が起きています。

公園の水飲み場
公園の水飲み場

めざまし8取材スタッフ:
水飲み場の蛇口部分がなくなっていますね。

通常は水飲み場に2つの蛇口がついていますが、そのうちの1つがなくなっていたのです。

さらに、この公園からおよそ400m離れた別の公園でも。

取材スタッフ:
こちらの公園でも蛇口部分がなくなっています。

「めざまし8」が取材した、江戸川区内の7カ所の公園で同様の被害が確認されました。

子供たちが遊ぶ公園で起きた、水飲み場の蛇口が持ち去られる盗難被害。

実は、被害は公園だけにとどまらず、江戸川の河川敷でも確認されました。

公園のみならず河川敷でも被害が

取材スタッフ:
ここもなくなっています。

江戸川区によると、区が管理する河川敷のグラウンドや公園内の手洗所や水飲み場の蛇口や給水配管、あわせて42点が、2月1日から相次いで盗難被害にあったことがわかりました。

江戸川区を中心に頻発している“蛇口の盗難”は、わずか2週間で40件以上。

蛇口を付け直した場所が、再度、被害にあうケースもあったといいます。

江戸川区民:
うちも犬がいるから夏場とかは水を飲ませたりとかありますし、みんなが困る。

江戸川区民:
子供が遊ぶところで、手洗わないといけないし、小さい子がいると水がないと困ります。怖いですね。なんで盗るんだろう。

公共の場所の水飲み場が使用できなくなり、不便を強いられているという住民たち。

こうした盗難被害は、江戸川区にとどまらず、隣接する葛飾区や江東区でも確認されています。

なぜ「蛇口」部分だけが狙われているのでしょうか?

元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏:
水道の蛇口においては銅が多く含まれているということで、銅においてはkg単位で買い取っている業者が多いので、短期間で多くの蛇口が盗まれるということに関しては、換金する目的で発生している手口だと思います。

江戸川区は、警察に被害届を提出。

盗難被害防止のため防犯パトロールを強化し、利用再開に向けて復旧工事を行うとしています。

(めざまし8 2月20日放送より)