2月16日夜から17日にかけ、中国の新疆ウイグル自治区などで強風が吹き荒れ、街が真っ赤に染まるなどの事態が発生した。
急きょ設けられた避難所では、400人以上が過ごすなどしていた。
巨大竜巻、強風、真っ赤な世界、転がる女性…

ゆっくりと動く巨大な竜巻に...。

あたり一面が真っ赤に染まっている。

強風が吹き荒れた中国の新疆ウイグル自治区の映像。

中国メディアによると、2月16日夜から17日にかけ、内陸部の各地で台風並みの強い風が吹き荒れた。

動画撮影者:
今、午前10時半です…本当に午前10時半!今気がついたわ…
風で舞い上げられた砂によって、太陽の光も遮られ、周りが赤く染まっている。

動画撮影者:
こんな強い風は、今まで見たこともないよ。(午前中なのに)日暮れと同じだよ。

道路を転がるのは、強風で立てなくなった女性。

その後、立ち上がろうとしたが、再び転んでしまった。

女性を助けようとした男性も、吹き飛ばされてしまった。
砂嵐で車の窓ガラスも割れる

車から撮影された映像では、砂で視界が遮られ、前に何があるかわからない。

視界が20メートルに満たなくなった地域も出ていて、交通事故も発生。

現地メディアが、最大瞬間風速41m/s以上と報じた、この風。
日本では、走行中のトラックが倒れるほどの強さとされている。

強風の中、白い上着を着た人物を抱えながら、必死に歩く救急隊員。
砂嵐に襲われ、立ち往生した車に乗っていた人々を救出した。

一方、砂嵐が去ったあとに、ドローンで撮影された映像。
風はないものの、街全体が砂に覆われていた。

また、高速道路のパーキングエリアでは、激しい砂嵐によって、横や後ろの窓ガラスが割れてしまった車も確認できる。
高速道路では300台以上が立ち往生
この強風は、雪の降る地域でも。

春節で多くの人が利用していた高速道路を猛吹雪が襲い、一時300台以上の車が立ち往生した。

急きょ設けられた避難所では、400人以上が過ごしたという。
また別の場所では、雪崩が発生。

近くを走っていた車が身動きが取れなくなり、7歳の子どもを含む3人が救助された。
(「イット!」 2月19日放送より)