和歌山県にある、すさみ町立エビとカニの水族館で「オオタマオウギガニ」が脱皮し、真っ白な姿を見せる珍しい動画が撮影された。脱皮直後の白い姿は約1日しか見ることができず、その後徐々に茶色く変化していくという。

真っ白いモフモフの毛で覆われ…

ゼンマイ仕掛けのおもちゃのように、ちょこちょこ横歩き。

(すさみ町立エビとカニの水族館)
(すさみ町立エビとカニの水族館)
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まん丸なシルエットが特徴的な「オオタマオウギガニ」だ。しかし、この日はピクリとも動かなかった。

なぜなら、これは脱皮したあとの抜け殻で、中身は、真っ白いモフモフの毛で覆われ、脱皮前とは、まるで別の生き物になっていた。これは非常に貴重な姿だという。

(すさみ町立エビとカニの水族館)
(すさみ町立エビとカニの水族館)

すさみ町立エビとカニの水族館・嘉藤恭太さんは「カニの脱皮の周期を知ることは難しい。脱皮直後の姿に遭遇するのは、かなりまれ。だんだん褐色に近づいていく。真っ白い姿は脱皮後1日くらいしか見られない」と話している。

9日経過後の姿は…

9日経った姿は、うっすら茶色くなって、カニらしくなってきている。

(すさみ町立エビとカニの水族館)
(すさみ町立エビとカニの水族館)

生命の神秘が垣間見える、驚きのビフォーアフター。動画は170万回以上再生されている。
(「イット!」 2月13日放送より)

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