旧統一教会との接点を連日追求されている盛山文科相。しかし、その答弁は二転、三転と迷走している。
9日朝の会見では集会への出席を初めて認めたが…
旧統一教会の友好団体との、新たな接点が明らかになった盛山文部科学大臣。
9日朝の会見で、集会への出席を初めて認めた。
盛山文科相:
実質、選挙戦の中での集会の存在を認識いたしましたため、自民党にも報告させていただきました
しかし、いまだ曖昧な点も…。
盛山大臣:
推薦状を受け取ったのではないかと思うが、一方、推薦確認書については、署名したかどうか記憶はございません。
旧統一教会への解散命令請求を担当する立場の盛山大臣。
3年前の選挙直前に出席した教団の友好団体の集会で、事実上の「政策協定」にあたる「推薦確認書」にサインし、「推薦状」を受け取った疑惑が報じられた。
しかし、これまで説明が迷走。3日前は…。
盛山文科相:(6日)
はっきりした記憶はございませんが…。
ところが7日、自身が推薦状を手にする写真が示されると…。
盛山文科相:(7日)
(写真を見て)こういうことがあったのかなというふうに、薄々 思い出してきたということでございます。
さらに、推薦確認書について問われると…。
盛山文科相:(7日)
(推薦確認書に)サインをしていたのかもしれませんが、よく覚えておりません。
サインしたことを認めるような答弁。ところが、8日になると…。
盛山文科相:(8日)
サインをしたかどうかについては、全く記憶がございません。
(ヤジ:確認してください)
記憶がございません!
サインについては、“記憶が無い”と逆戻り。記憶が曖昧な盛山大臣に対し、今日の国会でも野党が追及。
立憲民主党 渡辺創議員:
大臣の答弁は迷走しています。
推薦書を取り交わした認識はいかがか?
盛山文科相:
はっきり覚えていないというのが私の今の認識。協定書にサインしたことについても覚えておりません。
更迭を求める野党に、首相は?
“覚えていない”を繰り返した盛山大臣。
立憲・渡辺:
盛山大臣は、旧統一教会との関係があった可能性を客観的にいま否定しきれない。
更迭すべきだと思うが?
岸田首相:
過去の接点があったとしても、今は完全に関係は断たれている前提であります
盛山大臣の更迭を、改めて否定した岸田首相。
一方、教団の友好団体との面会を認めた林官房長官は、推薦確認書について「署名していない」と述べ、面会の際に提示された記憶もないと強調した。
“裏金問題”に続き、次々と疑惑が浮上する岸田政権を、野党は今後も厳しく追及する方針だ。
(「イット!」 2月9日放送より)