6日、奈良市の富雄丸山古墳から、1600年前の木製の棺が出土した。
木棺は保存状態が良く、専門家も驚きを隠せない様子だった。
木棺に埋葬されている人物は、古墳の主を助けた人物である可能性があるという。

担当者も驚きを隠せず

土の中から出てきた大きな木。
どのくらいの年月が流れたのだろうか。

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1600年の時を超え、木棺が奇跡的に姿を現した。

奈良市にある国内最大の円墳「富雄丸山古墳」で、丸太をくりぬいた棺が出土した。

6日、報道陣に公開された木棺は、幅約70cm、長さは5m以上。
奇跡的なのは、一部が原形をとどめていることだった。

担当者は驚きを隠せなかった。

奈良市教育委員会埋蔵文化財調査センター・鐘方正樹所長は「よく残っているなとびっくりしました。従来腐ってなくなっていたもの(副葬品)が見つかるかもしれない」と話している。

まもなく本格的な調査を開始

気になるのは、棺に埋葬されている人物だ。

奈良市教育委員会埋蔵文化財調査センター・鐘方正樹所長は「今後掘ってみないとわからないが、古墳の主(あるじ)を助けた、そういう人物が葬られたことも考えられる」とコメントしている。

本格的な内部の調査は、まもなく始まる。
(「イット!」 2月7日放送より)

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