B2リーグには東地区と西地区があり、東西全14チーム中、下位の2クラブがB3リーグに降格する。「愛媛オレンジバイキングス」は現在、その降格圏内だ。シーズン残り約3カ月で巻き返しを図りたい中、浮上のキーパーソンとなるのが、チームの“司令塔”古野拓巳選手。B2リーグMVPの経験も持つチームの頼れる司令塔を取材した。

エルボーパス!信頼厚い“司令塔”

愛媛オレンジバイキングスのポイントガード・古野拓巳選手(30)。司令塔のポイントガードとして、鮮やかなパスさばきが持ち味のベテランだ。

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2016-17シーズンにはB2リーグのMVP、愛媛1年目の昨シーズンは自身3度目のアシスト王に輝いた。今回特別に自身渾身(こんしん)のアシストプレー・エルボーパスも見せてもらった。

古野拓巳選手:
ひじに当てて、はね返すっていう高度な技術っす!これ映えます!

チーム内でも、愛媛以外のチームで一緒にプレーした経験もある同学年で愛媛・松山市出身の俊野佳彦選手(31)や、今シーズン就任した保田尭之ヘッドコーチ(34)も古野選手に絶大な信頼を置いている。

保田尭之ヘッドコーチ:
やっぱり彼の持ち味はポイントガードとしてのリーダーシップ。バスケットボールを愛しすぎているがゆえに、本能的にプレーするシーンや30歳を超えてからもキャリアハイ(=自身最高記録)を叩き出せるぐらいのポテンシャルをまだまだ秘めていると思うので、シーズン後半のキーパーソンでしかないと思っています

全勝する「気持ち」で臨む“後半戦”

練習中には、後輩選手とのコミュニケーションも欠かさない。

古野拓巳選手:
後輩選手には自分の経験であったり、教えられる部分はあると思うので、成長のために少しでも吸収してくれたらと思って、可能な限りしゃべろうと思っています

そんな古野選手に、自分を一言で表してもらった。

古野拓巳選手:
「気持ち」ですね。新しい後半戦が始まるので、ゼロからスタートと思って、今から全勝するような「気持ち」で、「自信」を持って、ポジティブなエネルギーを常に発し続けて、プレーオフ目指して頑張りたい

東西14チームから各地区上位など8クラブが出場できるプレーオフ進出を目指して、西地区最下位から、仲間とともに巻き返しに燃える後半戦だ。

古野拓巳選手:
ファン・ブースターの後押しが僕たちには必要です。後半戦必ず1つでも勝ち星を増やせるように頑張るので、ぜひ会場へお越しください。応援よろしくお願いします

(テレビ愛媛)

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