この冬、鍋のトレンドとして「ぐるなび」が提案する「とろみ鍋」。保温性に優れて冷めにくく、体を芯から温める「温活」にもつながることから選ばれた。愛媛県内にも、こだわりの「とろみ鍋」が楽しめる店がある。
カニ専門店で味わう…こだわりの濃厚鍋
最初に紹介するのは、愛媛・松山市三番町のカニ料理専門店「蟹翔」。
この記事の画像(25枚)蟹翔・白石万夕美マネージャー:
当店はカニ料理専門店ですので、お鍋の具材はズワイガニです。カニの中でも甘味が強い種類で、お鍋に適した食材です
では、カニ鍋にどうやって「とろみ」を加えるのだろうか?
長谷栄治店長:
カニの殻と昆布でダシをとっています
スープのベースとなるのは昆布とカニの殻、そしてカニみそを1日かけて煮込んだ、カニ料理専門店ならではのこだわりのダシ。このダシに加えるのが…。
長谷栄治店長:
粒入り麦みそ、白みそを入れます。自家製のヤンニョム(辛みそ)を入れて辛みをつけていきます。とろみも付きますし、みそとカニの相性も良いので抜群においしいダシができます
さらに、とろみとコクを出すためにバターも投入。
みそとバターが溶け込んだ香り高いスープでカニのうまみを引き出す、その名も「とろーり濃厚味噌バター蟹鍋」だ。
曽我部愛麗アナウンサー:
お味噌とバターの良い香りが漂ってきます。まずはスープからいただきます。うわー!とろみがすごい。カニの風味がふわっと広がってきました。すごくとろとろで濃厚です。みそとバター、カニの風味がとっても合います
続いて、カニをしゃぶしゃぶしていただくと…。
曽我部愛麗アナウンサー:
とろける~、プリプリ!ゆでる時間が長くないので、口の中でカニがとろけます。スープのとろみがからみあっておいしい!
こちらの鍋の2つ目のとろみポイントが、ダイコンおろしを入れて、よりとろみを出すこと。マイルドになり、濃厚さも残しつつダイコンおろしの風味がふわっと広がる。
そして最後は、カニや具材のうまみがたっぷりしみこんだスープで「ラーメン」に舌鼓。
曽我部愛麗アナウンサー:
もっちもち!とろみのあるスープとよく合います。とろみがあるからこそ最後まで温かく、体もポカポカになりながら楽しめるとろみ鍋、いいですね
蟹翔・白石万夕美マネージャー:
寒い季節に、とろみがつくことで最後まで温かく召し上がっていただけるカニ鍋が誕生しております。季節限定のこの味を楽しんでいただけたら
キノコやナス、ジビエが入った「滋養鍋」
続いて紹介するのは、四国中央市の「坂ダイ. ニング」。地元でとれた新鮮な海の幸をふんだんに使った海鮮料理が楽しめる和食店だが、実は、愛媛のワイルドな食材も取り扱っている。
坂ダイ. ニング・坂上大輔店主:
愛媛県産のイノシシのハラミ肉を使用しています。ジビエは最近トレンドですので
店ではジビエ料理も提供していて、「とろみ鍋」には、大三島のイノシシのハラミ肉が使用される。
坂ダイ. ニング・坂上大輔店主:
「滋養強壮」っていうワードですよね。ビタミン、ミネラルが豊富。年配のお客さまが多いので、食べやすい一口サイズにしています
「とろみポイント」は、たっぷりのキノコ類。
坂ダイ. ニング・坂上大輔店主:
いろんなキノコを入れていきます。なめこですね、加熱するととろみが出てきますので、なめらかな舌触りになります。次にナスですね、1回下揚げしてダシにつけています。とろみをまとうとダシを吸ってジューシーなので、ジューシーポイントです
坂ダイ. ニング・坂上大輔店主:
ショウガは、体がぽかぽか温かくなります。ミョウガもたっぷり。これが沸騰したら、お肉をしゃぶしゃぶしていただきます
名付けて、「長茄子と猪ハラミ とろとろ木の子滋養鍋」。
内木敦也アナウンサー:
具材もたっぷり!キノコやなめこがぎっしり入っていて、とろみ感がしっかり出ています
気になるスープの味はというと…。
内木敦也アナウンサー:
なめこのつるっと感、とろっと感、良い!色んな具材の良い香りが合わさって、最高のダシに仕上がっています
続いて、イノシシ肉のしゃぶしゃぶをいただく。
内木敦也アナウンサー:
最高!ほどよいかみ心地で、思った以上にシャキシャキした感じがいいですね
キノコや揚げナスも一緒に食べると…。
内木敦也アナウンサー:
どの具材もよくダシを吸っているんですが、特にナスがたっぷりと吸ってるから、かんだ瞬間にジュワッと、とろみがあるから熱を包み込んでくれてる。温かさも体の中まで伝わってくる。これは最高のとろみパワーだ!
坂ダイ. ニング・坂上大輔店主:
わかりやすく「鍋」という感じで身近な料理に落とし込んで、栄養価が高いですし体も温まるので、この冬に楽しんでいただきたいです
(テレビ愛媛)