上皇さまは22日、魚類の研究のため、皇居内の施設を訪問された。

上皇さまの外出は今年初めてと見られる。

午前10時過ぎ、上皇さまは皇居・半蔵門に到着し、窓を開けて居合わせた人たちににこやかに手を振って、皇居内の研究施設に向かわれた。

皇居では1月、新年恒例の宮中行事が行われた。

天皇皇后両陛下が皇族方とともに様々な学問の第一人者から講義を受けられる11日の「講書始の儀」では、上皇后美智子さまと共に儀式の時刻に講義の資料に目を通し、19日の「歌会始の儀」では、テレビの中継を見守られていたという。

こうした新年行事の無事の終了を見届け、22日が今年の研究の初日となり、上皇さまの外出は今年初めてと見られる。

去年90歳・卒寿を迎えた上皇さまは、現在もお住まいや皇居でライフワークの魚類の分類に関する研究を続けていて、これまでに発表した論文の再検証にあたられているという。

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