飼い主さんが“セルフカット”した結果、個性的なスタイルになってしまったワンちゃんの写真が、X(旧Twitter)で話題になっている。
この記事の画像(12枚)なんか…ごめんね。
プードルのカットって難しいわ
写真を投稿したのは、5匹の愛犬と暮らしている「はな」(@_nana_lovely)さん。写真にはトイプードルの「うの」ちゃん(1歳・女の子)が写っているのだが、その姿はまるで“着ぐるみ”を着ているようなのだ。
うのちゃんは、顔の毛はつるりと刈られ、頭のてっぺんや体にはくるくるとカールした毛がたっぷり残っている。実はうのちゃんのこの姿、飼い主さんが2023年の大みそかに“セルフカット”したのだという。
実際に、トイプードルの顔の毛をバリカンで刈るカットスタイルはあるのだが、うのちゃんはバリカンで刈った部分と、毛を残した部分の境目がはっきりしているせいか、特に“着ぐるみ”を思わせる仕上がりになっている。
個性的なうのちゃんの“髪型”には「アルパカの着ぐるみみたいです」「めっちゃ切ない顔してない?」といったコメントが寄せられ、6万3000件以上の「いいね」がついている(1月16日現在)。
「なんか…ごめんね」とコメントしたはなさんだが、元トリマーだというXユーザーからは、顔に刈り残した毛がないことなどを挙げて「独学でこれ出来てたら相当スゴイ」とのコメントも。実ははなさんのカットテクニックは高度なものだったかもしれないという、思いがけない発見もあった。
“本人”も「何か感じてあの表情になったのかも」
しかし、どこか遠くを見つめているようなうのちゃんの表情は、何か言いたげにも見える。今回、どうしてセルフカットに挑戦したの?また「プードルのカットって難しいわ」と投稿していたが、これまで同居犬のセルフカットをしていたということ?はなさんにお話を聞いてみた。
――うのちゃんはどんな子?
天真爛漫な性格で、人も犬も大好きな構ってちゃん!です。どんなフードでも食べてくれます。音が鳴るおもちゃが好きで、朝から鳴らして起こされます。
――うのちゃんをセルフカットをするのは初めてだった?
我が家に仲間入りした時、毛玉だらけでかつ初夏だったため、(バリカンに)アタッチメントをつけて、1回全身カットをしたほか、手足のカットなどはしています。
その後どうしたら良いか迷い、放置していましたが、目元と口元の汚れが気になったので「ちょっとだけ!」とカットした…結果…です。
――他の同居犬たちにはしたことはあったの?
他の子は手足の裏のカットをしたり、ゴールデンレトリバーたちは、(バリカンに)長めのアタッチメントを付けて時々カットしています。今までカットしていたのは身体や手足で、顔面(目元・口元)にバリカンを当てるのは、プードルが来てからの挑戦でした。
――うのちゃんのカットで難しかったのはどんなところ?
目元・口元に怪我をさせないか、というところが一番怖かったです。たくさん(参考の)写真を見て「とりあえず目元と口元さえ刈ればなんとかなる!」と刈りはじめ、ケガをさせないように、飽きる前に…と急いでいたら、刈りすぎていたみたいです。どこまで刈れば良かったのか、自分の中での正解は出てません。
――カットされている最中のうのちゃんは、どんな様子だった?
ほめながら声をかけると遊んでると勘違いしてくれているのか、比較的大人しかったです。
――カットした後は、なんともいえない表情だったけれど…
カット後は特に気にしていないように感じましたが、家族で笑って「ちょっと、写真!」となったので、犬も何か感じてあの表情になったのかも…?
――今回セルフカットしてみて、どう思った?
プロのトリマーさんの技術の凄さを改めて感じました。
――今後もセルフカットはしてみたい?それともプロにお願いしたい?
トリマーさんにお願いしてもみたいですし、やっぱり自分で可愛くカットしてあげられるようにもしたいです!
――写真への反響について…
写真1枚で、たくさんの方に「笑った」「元気が出た」と言って頂けて、素直に嬉しかったです。
なんか…ごめんね。
— はな (@_nana_lovely) January 7, 2024
プードルのカットって
難しいわ🤣 pic.twitter.com/9ssMbHt1WO
今回、うのちゃんをカットした後「毎朝(うのちゃんの)顔を見るたびに『ごめんね…』と思いながら、でも笑っちゃう自分もいたので、写真を投稿してみた」という。現在は、うのちゃんの背中の部分の毛が気になり「ウズウズしつつ刈るのをガマンしている」そう。
カットの最中、大人しかったといううのちゃんは、はなさんの手によるカットを気に入っているのかも。“着ぐるみスタイル”もかわいいうのちゃんだが、次回のカットでどう変身するのかも気になるところだ。