避難所での生活が長期化する中、石川・七尾市では、大型フェリーを使った「休養施設」の運用が始まった。
大型フェリー「はくおう」では、14日午後3時ごろ被災者の受け入れが始まり、近くの小学校で避難していた約60人が休息をとっている。

「はくおう」は、1泊2日の休養を目的に防衛省がチャーターしたフェリーで、まずは200人を上限に受け入れを行う。船内は暖房が効いていて、個室が用意されているほか、レストランでは温かい食事も提供されるという。
七尾市内では断水が続いているが、船には大浴場もあり、久しぶりの入浴を楽しみにする声も聞かれた。
「はくおう」を利用する人:
お風呂とか、全然この2週間していないので、それが楽しみ。
「はくおう」を利用する人:
楽しみという言葉が正しいか分からないが、我慢してきて、そんな中でこういう時間が訪れたことにほっとした。
船には人々のストレスを減らす役割が期待されているが、被災者の中には「家の片付けに追われてフェリーに行くこともできない」と話す人もいる。
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