「パパに言うよ」と言われてギクリ。ピタリといたずらをやめるワンちゃんの動画がインスタグラムに投稿された。

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パパが大すきなじゃこ。そして、何よりパパがこわいじゃこ
いたずらが止まらないときは、「パパに言うよ?」で、だいたいやめる

動画に登場しているのはビーグルの「じゃこ」ちゃん(女の子・2歳)。

投稿したのはじゃこちゃんの飼い主さん(@usgsjako)で、じゃこちゃんがくわえているのは、2023年3月に生まれたという娘さんのスタイ(よだれかけ)だ。

「ガウガウ!」とうなりながらスタイを噛むじゃこちゃん
「ガウガウ!」とうなりながらスタイを噛むじゃこちゃん

スタイを持って行ってしまったじゃこちゃんを「こら!返して、それ」と叱る飼い主さん。しかし、じゃこちゃんは「返したくない!」と言っているかのように「ウー」「ガウガウ」とうなりながらスタイを噛んで、一向に聞き入れない。

そんな中、飼い主さんが放った一言が「パパに言うよ」。

ハッとしたようにいたずらをやめるじゃこちゃん
ハッとしたようにいたずらをやめるじゃこちゃん

飼い主さんの旦那さんである「パパ」さんに叱ってもらおうとしたところ、じゃこちゃんは即座に反応!スタイを口からパッと離すと、うなるのもやめた。

「もういたずらしません」の表情?
「もういたずらしません」の表情?

しかし、やはりまだ気になるのか床に落ちたスタイに鼻を寄せた。飼い主さんがすかさず「じゃこ、パパに言うよ?」と“追撃”すると、じゃこちゃんは今度こそあきらめたのか、スタイから距離を取って飼い主さんを見つめるのだった。

「ママに言うよ」には無反応だそう

「パパには言わないで!」と訴えているようなじゃこちゃんの表情は、まるで人間の子どものよう。しかし、じゃこちゃんにとってパパはそれほどまでに怖いのだろうか…。関係性について、飼い主さんにお話を聞いてみた。


――じゃこちゃんはどんな子?

犬より人が好き。甘えん坊で、とにかくパパが大好き!パパ命!なビーグルです。好きなご飯は茹でたササミ、好きな遊びはロープを使った引っ張りっこやボール遊び、ノーズワーク(嗅覚を使った遊び)です。

――じゃこちゃんにとって、パパはそんなに怖い人なの?

これだけパパを恐れていると、相当痛い体罰でも与えているのでは!?と思われてしまいそうですが(笑)、決してそんなことはありません。

パピーの時からパパとワンプロ(プロレス遊び)をしていて、パパには敵わないと分かってからパパの言うことはすぐに聞くようになりました。うまく説明できないのですが、パパには「こいつを怒らせたらやばい!」と野生に訴えかけるような凄みがある気がします(笑)。

大好きなパパとじゃこちゃん
大好きなパパとじゃこちゃん

――じゃこちゃんが「パパ大好き」なのはどうして?

なぜここまでパパが大好きなのか、毎日じゃこのご飯・トイレ掃除・お散歩をしている私としては不思議であり、少し不満でもあるところですが、お世話をするママよりも遊ぶだけのパパが大好きなのは、結構わんちゃんあるあるな気がします。

パパが帰宅すると、ほぼ100%嬉ションします。なので、パパはいかに興奮させずに家に入るか、毎日試行錯誤しています。が、今のところ解決策は見つからず、私はいつでも拭き取れるようティッシュを持って待機する毎日です(笑)

パパの帰宅を待っているところ
パパの帰宅を待っているところ

――「パパに言うよ」はじゃこちゃんへの“切り札”なの?

いたずらをして、私の「ダメ!」ではやめないときの最終手段として使います(他で使うことはありません)。動画の時は、くわえている物が危ないものではなかったので、私も真剣に叱っておらず、思い出として撮影しました。あくまで“必殺技”なので、本当に困ったときの私のお守りワードです。


――ピタリといたずらをやめるじゃこちゃんの反応をどう思う?

私も子供の頃に言われたことのあるセリフなので、なんだか子供みたいでかわいいなぁと思いました。そして、パパって偉大だなぁと。あとは、私もしっかりしないとなぁと反省するところでもあります…。

こちらは別の日、いたずら中のじゃこちゃん
こちらは別の日、いたずら中のじゃこちゃん

――ちなみに、もしパパが「ママに言うよ」と言ったらどうなるの?

「パパに言うよ」だけが有効で、「ママに言うよ」は無反応です。悲しい。

優しい“お姉ちゃん”の一面も…

――動画ではいたずらっ子だったじゃこちゃん。普段はどんな子?

我が家は、パパと私と娘とじゃこの3人と1匹で暮らしています。パパが大好きなじゃこですが、「遊ぼう!」「ソファで一緒に寝よう?」等のお誘いは、基本的に私のところにきます。
みんなで寝るときも、パパではなく必ず私の足元に来るので、私もそれなりに好かれている…はずですが、私の帰宅では一度も(一滴も)嬉ションしたことはありません(笑)。

娘はじゃこのことが大好きですが、じゃこは、そんな娘にどう接していいかまだ探り探りのように思います。娘におもちゃを取られても怒らず、優しく引っ張りっこの遊びをしたり、基本的には優しいお姉ちゃんのように接してくれています。

娘さんのことを気にかけているじゃこちゃん
娘さんのことを気にかけているじゃこちゃん

――飼い主さんから見て「じゃこちゃんらしい!」と感じるのはどんなところ?

じゃこらしいなと思うのは、甘えん坊なところです。私がソファに座る気配を感じ取るとすぐにソファにやってきて、足の間に体をねじこんできます。隙あらばくっついていたい!という甘えん坊です。

帰宅が遅くなってしまった時、2階のリビングに置いてある自分のかまくらベッドをわざわざ1階まで運んで、玄関前でベッドに入って待っていたときは驚きました。あとは、ボール遊びが好きですが、ボールと一緒に飛び跳ねるだけで、ボールキャッチはできない運動音痴なところも愛おしいです(笑)

飼い主さんとソファの間にギュッと入り込むじゃこちゃん
飼い主さんとソファの間にギュッと入り込むじゃこちゃん

「パパに言うよ!」の一言が効果的なのには、子犬のころ“パパと直接戦った”ことが影響しているそう。じゃこちゃんにとってパパは怖~い人というわけではなく、頼れる家族のリーダーなのだろう。

動画では、娘さんのスタイをいたずらしていたじゃこちゃんだが、普段は娘さんが落としたおもちゃを拾うなど、とても優しい“お姉ちゃん”だそう。

「ママに言うよ」は効果なしとのことだったが、今後“妹”の言うことは聞くのだろうか。

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。