ーー接着剤の他に、応急処置でしてはいけないことは?

・自分でフレームを曲げようとする→折れる場合があります。
・傷を消すために磨く→表面のコーティングやメッキが剥がれ、元に戻せなくなります。

「少しでもお役に立てれば…」

ーー応急処置の方法を投稿した理由は?

今回の震災で避難生活を送られている方も多いと思います。非常時では目が悪い人にとってメガネは生命線ともなりうるものですので、もし壊れてしまっても身近なもので応急処置ができますので、そういった方に対して少しでもお役に立てればと思い投稿しました。


ーー投稿には多くの反響があるが、どう感じている?

今回は被災された方向けに投稿させて頂きましたが、そうでない方でもメガネが壊れたからといってすぐにメガネ屋に行けない方もいらっしゃると思います。そういった方々から多くの反響を頂いたので、お役に立てていたら嬉しいです。

メガネの多くの故障は修理可能

ーー非常時のメガネの手入れ方法を教えて。

やはりできる限り乾拭きは避けて、水が無かったらウェットティッシュのようなもので優しく拭くのが理想です。ですが、非常時はある程度仕方ないので、1日でも早くメガネのメンテナンスが出来るくらい状況が落ち着くことを祈ります。

非常時の手入れは、乾拭きは避けウェットティッシュのようなもので軽く拭くのが良い(提供:坂田頼彦店主)
非常時の手入れは、乾拭きは避けウェットティッシュのようなもので軽く拭くのが良い(提供:坂田頼彦店主)

ーー避難所などでメガネを使う際に注意すべき事はある?

踏まれて壊れてしまうのが怖いので、外すときはできる限りケースに入れておくのが理想かなと思います。


ーーちなみにメガネの「修理できる」「できない」は、どのように判断するの?

実はメガネの多くの故障は修理可能ですので、できればご自分で直そうと思わずにメガネ屋へお持ちいただけたらと思います。

あくまでも今回の方法は“応急処置”の方法だ。そのため、その後の修理に影響のない「ようじ」と「セロハンテープ」を使っての紹介となる。坂田店主は「1日でも早くメガネ屋に行けるくらい落ち着くことを祈っています」とのことだった。

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