顔パスで熊本市電に乗れる新しい実証実験がスタートした。
熊本市交通局は、乗客が電車を降りる際にタブレットに顔をかざすだけで運賃の支払いができるシステムの実証実験を始めた。
路面電車では全国初の実証実験
路面電車では全国初となる“顔パス”の実証実験は、既にクレジットカードのタッチ決済やQRコード決済を導入している熊本市交通局が、キャッシュレス決済の利便性をさらに高め、混雑緩和などにつなげようと実施するものだ。

実証実験では、市内を走る10車両にタブレット端末を搭載し、乗客はモバイル定期券や顔認証決済アプリで顔の画像などを事前に登録する必要がある。

降りる際には、タブレットに顔をかざすと約2秒で決済が完了する。

熊本市交通局は、2024年3月末まで行う実証実験の結果を踏まえて本格導入を検討するということで、「ICカードやスマホが必要なく、手ぶらで乗り降りできる利便性を体験してほしい」としている。
(テレビ熊本)