10年、約1015億円と“史上最高額”で名門ドジャースと契約した大谷翔平選手。いよいよ日本時間15日午前8時から本拠地ドジャースタジアムで、ロサンゼルス・ドジャースでのお披露目会見が行われる。

今回の会見で大谷選手は何を語るのか。
北海道日本ハムファイターズ、ロサンゼルス・エンゼルスの入団会見を振り返ると、共通していたのは「思いやり」と「決意」だった。

ケリー投手「私の背番号17は永久欠番になるだろう」

入団会見が行われるドジャースタジアムに日本時間14日午前5時ごろ、大谷選手に「背番号17」を譲ったジョー・ケリー投手が現れた。

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「大谷は素晴らしい人間だ。『番号を譲ってくれてありがとう』と言ってくれたよ。彼に背番号を譲ったことを光栄に思うよ」

会話した際に大谷選手が、背番号を譲ってくれたケリー投手に感謝を伝えていたという。

「もうすでにトレーニングをしていてパワーアップしていた。ショウヘイは活躍し続けると思うし、将来的に殿堂入りするだろうから、私の背番号17は永久欠番になるだろう」

初めての会見は11年前の2012年12月

チームメートからも大きな期待が寄せられる大谷選手。

そんな大谷選手の初めての入団会見といえば、今から11年前の2012年12月、北海道日本ハムファイターズに入団した時だ。

「北海道日本ハムファイターズさんに入団させていただきました」

当時高校3年生だった大谷選手は緊張した面持ちで会見に臨んでいた。

そして2回目は、6年前の2017年12月に行われた、ロサンゼルス・エンゼルスに移籍した際の入団会見だ。

「マイネームイズ ショウヘイ・オオタニ」と挨拶すると会場から大歓声が上がった。

「こんなに多くの人の前で話すのは緊張しますし、今まで考えてきたことが飛びそうなので、ちょっとつまずいたら申し訳ないなと思ってます」

メジャーリーグ挑戦ということで、緊張した様子だった。

過去の入団会見にあった“共通点”

大谷選手の過去の入団会見を振り返ると、ある“共通点”があった。

1つ目は、「相手を思いやる気持ち」だ。

日本ハム入団表明(2012年12月)
「ここまで交渉もそうですし、長引いてしまって申し訳なかったなという気持ちと、ファイターズの一員として今までお世話になった方や地元の方々に日本でプレーする姿を見ていただいて、少しでも恩返しできればいいなと思っています」

エンゼルス入団会見(2017年12月)
「エンゼルスの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいなと思います。僕の家族、日本で一緒にプレーしてきたチームメート、僕にいままで野球を教えてくださった指導者の皆さま、そしていつも応援してくださった日本のファンの皆さんにも本当に感謝したいと思います」

そして2つ目は、「勝利への強い決意」だ。

日本ハム入団会見(2012年12月)
「今後はファイターズの一員として北海道の皆さんのためにしっかりと日本一を目指して頑張りたいと思います」

エンゼルス入団会見(2017年12月)
「エンゼルスの一員としてファンの皆さんと共に優勝目指して頑張って行きたいなと思ってます」

そして3つ目は、入団の決め手となった「縁」だ。

日本ハム入団表明(2012年12月)
「(メジャーへ)至るまでの道として、ファイターズさんからまた新しく道を教えてもらった形なので、自分としてもそちらを選びました」

エンゼルス入団会見(2017年12月)
「本当になにかエンゼルスに“縁”みたいなものを感じたので、本当に良い球団だなと思ってお世話になろうと決めました」

またエンゼルスの入団会見では、背番号についてのエピソードもあった。

「本当は27番にしようかなというか、したいなという気持ちがあったんですけど、(27番が)埋まっていたので17番にしました」(会場から笑い声)

“チームの大黒柱、トラウト選手が27番をつけていたため17番にした”と冗談を交える場面もあった。

入団の決め手や背番号についてなど話すのだろうか。大注目の入団会見は、15日朝8時だ!
(「イット!」 12月14日放送より)