熊本市教育委員会は、自宅から遠隔操作して授業を受けることができる“分身ロボット”を導入した。不登校の児童・生徒の学びを保障する新しい取り組みになることが期待されている。
自宅から授業を受けることが可能に
熊本市教育委員会は2台のロボットを導入し、そのうち1台を熊本市中央区の本荘小学校に設置した。
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ロボットの顔の部分にはタブレットが搭載されていて、児童・生徒が自宅から遠隔操作して学校の授業を受けることができる、いわゆる“分身ロボット”である。
市内の不登校児童生徒数は2700人以上
熊本市によると、熊本市には2,760人の不登校児童生徒がいるという(2022年度)。
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このロボットは、不登校の児童・生徒の学習支援に役立てようと、熊本市教育委員会が国の実証事業の採択を受けて導入した。
子どもの心的負担を軽減できるか検証
12月12日には、教諭が操作を体験した。
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自宅にいる児童役の教諭:
今から図書室に行きます
自律走行型のため、教室移動もでき、日常の学校生活をより体感しやすいのも特徴だ。
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熊本市教育委員会総合支援課・吉里麻紀課長:
ロボットの導入が心的負担を軽減できるか検証するので、検証をへて今後のことは考えたい
このロボットは植木北中学校にも導入され、効果を検証する予定だ。「実際に学校に行くのはハードルが高い」という子どもたちの新しい学びのツールとなるのか、活用が期待される。
(テレビ熊本)