客室は「艦長室」。潜水艦内のような客室のゲストハウスが、海軍の街として多くの観光客が訪れる広島県呉市にオープン。手がけたのは、かつて潜水艦に乗っていた元自衛官だからホンモノだ。
丸形窓と丸い天井 「RED SUBMARINE」
広島県呉市中心部に12月、新たに誕生したゲストハウスは、その名も「RED SUBMARINE」。

赤ビル3C&Spa 小島真帆社長:
こちらが士官室になっています。潜水艦の丸い内殻と円形の天井を表現しているところになります

気分は潜水艦の乗組員だ。

館内には本物の潜水艦さながらの装飾が施されている。

艦長室と名付けられているのは、個室タイプの部屋。

潜水艦の乗組員が寝るためのベッドを模したドミトリータイプの士官寝室など全部で6部屋。

さらには、こんなところにまで元自衛官のこだわりがあらわれる。

小島真帆社長:
こちらがトイレになっていまして、やっぱり業務用っぽい感じの、ステンレスのものをあえて入れまして。

小島真帆社長:
今の季節だと便座が冷たいみたいなので、我こそは潜水艦の乗組員だというイメージで、冷たくても大丈夫だという方は、こちらを使っていただくという趣向です。

トイレもステンレス製というこだわりようで、ファンにはたまらない空間となっている。
このゲストハウスを手がけたのは、このビルで銭湯を運営する社長の小島真帆さんと父の田口美紀男さん。

自衛隊で潜水艦に乗っていた経験で地域を活性化
田口さんは海上自衛隊で7隻の潜水艦に乗っていた元ベテラン乗組員で、小島さんが父の経験を生かした施設づくりをすることで、地域を盛り上げようと考えたのがオープンのきっかけ。

小島真帆社長:
せっかく呉につくるんだったら、何かおもしろいテーマがあったほうがいいんじゃないかと思って。ちょうど私の父が元自衛官ということで、潜水艦にしてやろうと。

小島真帆社長:
船の街、呉には、大和ミュージアムとか、てつのくじら館(潜水艦を使った海上自衛隊の史料館)とか、昔の海軍のいろいろな史跡がある。

小島真帆社長:
そういう港町を楽しむ中で、朝起きてから寝るまでも、その雰囲気にどっぷり浸かって楽しんでいただけるように企画したものなので、とにかく呉のまちを満喫してもらいたいと思っている

最も安価な部屋は、1泊3,300円(税込)。
(テレビ新広島)