12月7日、東京の最高気温は20℃近くまで上がり、10月並みの暖かさとなりました。
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季節外れの暖かさの中、今の時期に欠かせない「イチゴ」に、“ある異変”が起きていました。
イチゴに異常事態発生!?クリスマスに影響
いったいイチゴに何が起きているのか?山梨県でイチゴ農園を営む、前田克己さんに話を聞いてみると…。
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「グルメいちご館前田」前田克己館長:
イチゴは秋が来て初めて花が咲くんですが、今年は暖かくて、本来9月から秋になるところが、10月11月まで暖かかったので、イチゴの花が遅れているんです。
今、早くても12月末に大きいやつは取れるけど、ケーキには使えない状況になっています。クリスマスには、4割から6割くらいイチゴが減っちゃうんじゃないかなと感じています。
![まだ色づいていないイチゴの実が](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/700mw/img_07a1ac2ddb78327ac2d8b3bc2ee23990452261.jpg)
なんと秋の残暑の影響で、イチゴの収穫に遅れが発生しているというのです。
実際にイチゴを見せてもらうと、まだ実が色づいていないものが多数ありました。
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「グルメいちご館前田」前田克己館長:
収穫の時期をずらすことはある程度できるのですが、温度を高くしたり低くしたりすると。ただ(収穫時期を)早くすると味が悪くなったり、遅くするとイチゴの生育が狂っちゃうんですね。
イチゴの場合、マラソンなんです。12月~5月まで6カ月働いてもらわないといけないので、12月のクリスマスだけに焦点を当てると、後が狂ってしまうので。無理なことはさせないです。
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イチゴは、1回目の収穫が実が一番大きく、2回目、3回目と小さくなっていきます。
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1回目は贈答用、2回目はスーパーなどの店頭で売る家庭用、そして、3回目に収穫する小さなイチゴをケーキ用として使用しますが、時期がずれ込み、クリスマスの12月末には、ケーキ用の実が収穫できないかもしれないというのです。
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さらに近年は、収穫量にも大きな影響を及ぼしており、ここ2~3年は例年より4割ほど少ない不作が続いているといいます。
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「グルメいちご館前田」前田克己館長:
8月9月の暑さは準備していた、想定して。ところが、10月11月がこんなに暑いと思わなかった。10、11月、来年そこを考えて対応していく。
(めざまし8 12月8日放送)