【阪神ジュベナイルフィリーズ】2歳女王決定戦　リバティアイランドに続く“怪物牝馬”誕生なるか？

今週末12月10日（日）に2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズ（GI）が阪神競馬場で行われる。

去年、この阪神ジュベナイルフィリーズを制し2歳女王に輝いたリバティアイランドは、3歳になった今年、牝馬3冠レース（桜花賞・オークス・秋華賞）をすべて勝利し、史上7頭目となる3冠牝馬に輝いた。

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2020年に勝ったソダシは後に桜花賞などGIを2勝するなど、若き名牝たちの将来を占う必見のレースだ。

2024年牝馬クラシックの主役へ。今年も2歳女王の座を巡って、若き乙女たちが熾烈な戦いを繰り広げる。

4連勝で2歳女王へコラソンビート

デビュー戦で3着に敗れたコラソンビートは、続く未勝利戦、ダリア賞で連勝をあげると、4戦目の京王杯2歳ステークス（ＧⅡ）をレコード勝ちで重賞初制覇。

京王杯2歳ステークスを牝馬が制したのは25年ぶりで、“オトコ馬”を蹴散らした実績は大舞台でも大きな力となるだろう。

デビュー戦でコラソンビートに先着した2頭（1着チェルヴィニア、2着ボンドガール）が阪神ジュベナイルフィリーズを回避しており、GIタイトル奪取へ、ここは大きなチャンスとなる。

コラソンビートを管理する元騎手の加藤士津八調教師（38）は意気込みを語った。

――関西への初輸送となるが
暑い時期（8月ダリア賞）の新潟もクリアしていますし、その後は北海道も行ったり来たりしていて、それでいて体重が減っちゃうとか、馬が精神的に嫌になっちゃうとか、そういう所を見たことがないので、（阪神競馬場への輸送も）クリアしてくれる、クリアしてほしいと思います。

――前走から１ハロン（200ｍ）の延長は
実際のところ1400ｍの方が、ジョッキーとしては乗りやすいかなと思うんですけど、1600ｍでも勝っていますし、上手くやれるんじゃないかなと思っています。

――自身初となるGI制覇への意気込みは
GIに出走するのも難しい上に、GIで勝てるチャンスはなかなかないので、なんとか頑張って勝ってほしいなとは思っています。

サフィラ “兄妹2歳ＧI制覇”へ

2019年、朝日杯フューチュリティステークス（ＧI）を制し、2歳マイル王の座を掴んだサリオス。その妹のサフィラが“兄妹2歳ＧI制覇”をかけ、阪神ジュベナイルフィリーズに挑む。

サフィラが2着に敗れた前走のアルテミスステークス（ＧⅡ）は、去年リバティアイランドが2着に敗れた舞台。リバティアイランドはここから怒涛の連勝をあげ、2歳女王、さらには3冠牝馬に輝いた。

また、アルテミスステークスと阪神ジュベナイルフィリーズの相性は良く、過去10年で5頭の勝ち馬（うち近３年はすべてアルテミスステークス組が勝利）を輩出している。

アルテミスステークスを勝利したチェルヴィニアが不在の今回、2歳女王に最も近い存在だ。

今年もリバティアイランドに続く“怪物牝馬”の誕生となるのか。

桜花賞と同じ舞台、阪神競馬場の芝1600mを駆け抜け、2歳女王の座を掴むのは。

阪神ジュベナイルフィリーズは、12月10日（日）15時40分に発走する。

1枠1番　コスモディナー（松岡正海）
1枠2番　クイックバイオ（L.モリス）
2枠3番　キャットファイト（大野拓弥）
2枠4番　ニュージェネラル（田口貫太）
3枠5番　スプリングノヴァ（和田竜二）
3枠6番　ステレンボッシュ（C.ルメール）
4枠7番　アスコリピチェーノ（北村宏司）
4枠8番　プシプシーナ（浜中俊）
5枠9番　テリオスルル（古川吉洋）
5枠10番　コラソンビート（横山武史）
6枠11番　スウィープフィート（永島まなみ）
6枠12番　シカゴスティング（鮫島克駿）
7枠13番　カルチャーデイ（酒井学）
7枠14番　サフィラ（松山弘平）
7枠15番　ナナオ（西村淳也）
8枠16番　ルシフェル（B.ムルザバエフ）
8枠17番　ミライテーラー（中井裕二）
8枠18番　ドナベティ（坂井瑠星）