深まるばかりの自民党“パーティ券裏金疑惑”。安倍派の有力議員や中堅議員は、取材に対し何と答えたのか。一方、二階派では派閥を抜ける議員も…。

自民党に“激震”続く 野党追及へ

自民党の派閥による、政治資金パーティーの収入をめぐる問題。

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最大派閥の安倍派では、パーティー券の収入の一部を所属議員に戻すキックバックが行われ、5年間で総額1億円以上を記載せず、裏金化していた疑いが持たれている。

安倍派で“5人衆”と呼ばれる5人の有力議員、松野官房長官・西村経産相・萩生田政調会長・世耕参院幹事長・高木国対委員長。
その1人、萩生田政調会長が12月5日午後4時半ごろ、疑惑について初めて口を開いた。

「適切に対応していただくと承知しております」
「適切に対応していただくと承知しております」

萩生田政調会長:
政策グループ(安倍派)の方で慎重に事実関係を確認して、適切に対応していただくと承知しております。私自身の政治団体については、政治資金規正法に則って適切に処理をしている

そして、安倍派の中堅議員にキックバックの疑惑が浮上。5日午後2時前、国会内で記者に囲まれたのは堀井学内閣府副大臣(51)。

1994年のリレハンメル五輪、スピードスケートで銅メダルを獲得した堀井議員。疑惑について、記者に「派閥からキックバックを受けたことはあるか」と問われると、確認中と述べるにとどめた。

堀井内閣府副大臣:
現在、刑事告発を清和政策研究会(安倍派)が受けているので、事実確認を私の事務所で精査しまして、事実確認でき次第、ご報告したい

こうした中、派閥を抜ける議員も。

パーティー券のキックバック疑惑が持たれている二階派に、元五輪相の桜田義孝議員(73)が退会届を提出したことを明らかにした。

「私の場合は300だったんだけど、300枚ってちょっと私にはね、大変なんですよ」
「私の場合は300だったんだけど、300枚ってちょっと私にはね、大変なんですよ」

桜田元五輪相:
経済的に余裕がなくて、パー券さばくの大変なんですよ。財政的に厳しくて。私の場合は300(枚)だったんだけど、300枚ってちょっと私にはね、大変なんですよ

“1枚2万円のパーティー券の販売ノルマが厳しかった”とこぼした桜田元五輪相。

記者:
(1枚2万円として)600万円

桜田元五輪相:
あと、月5万円の会費と。私にとってはね、貧乏人にとっては大変なことなんです

野党側は今週開かれる予算委員会の集中審議で、岸田首相を厳しく追及する構え。
(「イット!」12月5日放送)

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