フィリピン当局は、中国と領有権を争う南シナ海の自国のEEZ(排他的経済水域内)で130隻を超える中国船が集結していると発表した。11月に110隻ほどを確認し、監視を続けてきたが、船は更に増えているという。

南シナ海に中国船が集結

真っ青な海に浮かぶ多くの船。場所は南シナ海、フィリピン・パラワン島沖だ。

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集まっているのは漁船だろうか。しかし、人影はまったく見あたらず、魚を捕っている様子もなかった。隙間なく並ぶ様子は、まるで“船のバリケード”だ。映像を公開したフィリピン沿岸警備隊によると、南シナ海の領有権を争う中国の船団だという。

フィリピン沿岸警備隊は3日、「EEZ(排他的経済水域)に、中国船団が不法に集まっている」と発表した。11月13日に110隻ほどを確認し監視を続けてきたが、船はさらに増えているという。

中国船は130隻以上…海上民兵が乗船か

船はどれくらい集まっているのだろうか。

その数は130隻以上。フィリピン側は立ち退くように警告を出したが、中国船からは反応がないという。

船には、軍事的な訓練を受けた「海上民兵」が乗り込んでいるとみられ、フィリピン当局は警戒を強めている。
(「イット!」 12月4日放送より)

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