サッカーJ2・モンテディオ山形は、11月25日にJ1昇格をかけたプレーオフ初戦を迎える。相手は前回のアウェーで敗れた強敵、清水エスパルス。選手たちはそれぞれモチベーションを高め、大一番に向けた準備を進めている。

J1昇格をかけた戦いへ

11月12日、甲府とのリーグ最終節で逆転勝利し、5位で2年連続のプレーオフ進出を決めたモンテディオ山形。17日の公開練習では、攻撃でのパスの連携や守備から攻撃につなげる動きなどを、アウェーでの4位・清水との大一番に向けて確認していた。

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モンテディオ山形・渡邉晋監督:
清水の個人の能力はJ2屈指だと思う。前回のアウェーでは悔しい敗戦があったが、その前をさかのぼれば、我々はホームでしっかり勝つことができている。特に悲観する必要もないし、正々堂々ぶつかっていく

清水は、元日本代表のミッドフィルダー・乾貴士選手やゴールキーパーの権田修一選手など、J2屈指の戦力を擁し、1年でのJ1復帰を目指してきた。
最終節で自動昇格の2位から4位に転落したが、リーグ戦の得点は通算78点で、首位・町田にわずか1点差の2位。また失点は31点と、リーグで2番目に少ない。

清水エスパルス・乾貴士選手:
まず先制点を取らせないこと。山形の攻撃陣の脅威をしっかり封じることを考えながら、自分たちの方が攻撃的に出ていければいい

山形と清水の今シーズンの対戦成績は、1勝1敗。
リーグ最終節の甲府戦同様、清水戦も引き分けは許されないが、厳しいプレーオフ進出争いを5連勝で勝ち抜いてきた“勢い”が今の山形にはある。

モンテディオ山形・高江麗央選手:
5連勝でいいモチベーション、いい雰囲気でやれていることを自分たちでも感じているので、正直すごく自信はある。守備の部分でしっかりチームとして守り、失点しないことが大事。先制点が大事になってくるので、自分たちの特徴である攻撃をどんどん出していけたらいい

モンテディオ山形・後藤優介選手:
このチームは勢いが大事。ミスが増えても勢いでカバーできたり、勝てる試合は多くある。チームに勢いを出させるために、自分がボールの突き出しを増やしながら攻撃の時間を増やすことができればいい

モンテディオ山形・渡邉晋監督:
我々は今年1年、何をやろうとしてきたのか、それはチームとしてのストロング強化・個人個人のストロング強化、それをいかに融合させるかを毎試合考えながらやってきた。それを自分たちがまた磨く作業を重点的にやっていく

プレーオフ トーナメント表
プレーオフ トーナメント表

J1昇格プレーオフはトーナメント形式で行われる。
11月25日に山形と清水が対戦、26日に3位・東京ヴェルディと6位・ジェフユナイテッド千葉が対戦する。
それぞれ勝ったチームが12月2日の決勝を戦い、勝ったチームがJ1昇格となる。

(さくらんぼテレビ)

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