愛媛・松山市中心部の繁華街に馬が登場し訪れた家族連れらと触れ合った。しかも、この馬、ただの馬では…ない。

バーの3周年記念で馬がかっ歩

つぶらな瞳にサラサラの長いたてがみ。愛媛・松山市二番町に颯爽と現れたのは、1頭のサラブレッド。

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蹄の音も高らかに、子どもたちを乗せ繁華街を優雅にかっ歩する。

なぜ松山の繁華街・二番町に馬が現れたのだろうか?

バー「StayGold」藤原愛さん:
この度、お店が3周年を迎えてひとつの節目なので「(馬が)街中におるのも面白いかな」と

大好きな競走馬の名前をつけたというバーの店内は、馬のグッズでいっぱい。
そんな馬好きのオーナーが経営する店の3周年記念を祝うために、本物のサラブレッドが駆けつけ、招待された店の常連や関係者の親子連れと触れ合った。

菊間町のお供馬の保存会の協力で

毛並みも美しいこの馬、実はただの馬ではない。

実は毎年10月に行われる愛媛県の無形民俗文化財今治市菊間町加茂神社の「お供馬の走り込み」で子どもたちを乗せて参道を駆け抜ける馬「お供馬」だ。

バー「StayGold」藤原愛さん:
私が馬が大好きで、サラブレッドが大好きというつながりで、菊間町のお供馬の保存会の皆さんと仲良くしていただいててイベント協力してあげるよって言っていただいた。

「お供馬」とあって子どもたちを乗せるのはお手の物、最初はおっかなびっくりで馬の背に揺られていた子どもたちも徐々に笑顔になり、「(乗馬体験できて)うれしかった」「目線高かった」など乗馬を楽しんだ。

乗馬体験をした男性:
馬が歩いていること自体が珍しい。街の風景とかも1個上の目線で見えたので、いつもと違った街中の風景が見えました

また、ニンジンの餌やりも行われ、参加者は「ひげがこしょばい」など言い、馬とのスキンシップを楽しんでいた。

NPO法人菊馬会・渡部良理事:
子どもが楽しそうに乗ってくれとん見たら、こっちもうれしくなりますね。ちょっとでも(お供馬を)知ってもらえる機会っていうのを、こういうイベントで作れたらなと思います。

普段、街中で出会うことなどない馬とふれあった参加者たちは、写真や動画に収めながら貴重な体験を満喫していた。

(テレビ愛媛)

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