愛媛県立とべ動物園にいる動物たちのしっぽの長さを競った。単純な長さではなく、体長と比べて1番長いしっぽを持っていたのは?
体とほぼ同じ長さのしっぽ 使い方は…
曽我部愛麗アナウンサー:
今回は、動物たちのしっぽの長さを調査してきます
今回は、フサオマキザル、ショウガラゴ、レッサーパンダの3種類の動物たちで競うしっぽ選手権。単純にしっぽの長さではなく、体長と比べてどれだけ長いかで競う。最初に見つけたのは…。

曽我部愛麗アナウンサー:
お!フサオマキザル。しっぽ長ーい。器用に使って移動していっていますね

北本圭一キーパー:
主に移動する時に使ったりしますね。巻きつけて移動の支えにしています
この長いしっぽは、何cmあるのだろうか?
北本圭一キーパー:
平均して40cmくらいあると言われています。頭胴長といって、頭からお尻までの長さとしっぽの長さが同じくらい
曽我部愛麗アナウンサー:
かなり長いですね~

なんとしっぽが体長の0.9倍と、体としっぽの長さがほぼ同じだ。
ちなみに、とべ動物園のフサオマキザルは名前が特徴的。ナスビお母さんから生まれた子供たちの名前は、トマト、ゴーヤ、パプリカなどみんな夏野菜。そして8月26日に生まれた赤ちゃんにも名前が付けられた。

その名も「もろこし」。まだ小さく、ナスビお母さんの背中にべったりなもろこし。しっぽの成長にも注目だ。
小さいからだに大きな目 しっぽはなんと“体長の1.3倍”
つづいては…。

曽我部愛麗アナウンサー:
ショウガラゴいました。かわいい~。体が小さいんですが、しっぽがすごく長いです
アフリカ大陸の深い森林に生息しているショウガラゴ。この大きな目は夜に視界を確保するためと言われている。

普段は巣箱に入っていることが多いということだが、この日はカメラ目線!
曽我部愛麗アナウンサー:
ショウガラゴのしっぽの長さは何cm?
好永多希キーパー:
約20~25cmといわれています
体は小さいが、ショウガラゴのしっぽ、実は体長の1.3倍!しっぽの方が長いのだ。

好永多希キーパー:
木の上で休んでいる時とかは下に垂れているんですけど、動いて飛び跳ねるときにバランスで左右に揺れたりします
ここで番外編。

すいすいと泳いでいるのはコツメカワウソ。
曽我部愛麗アナウンサー:
カワウソのしっぽ、こうやって近くで見てみると太くて結構力がありそうですね

カワウソのしっぽは、“鈍器”と言われることもあるそうで…。
髙田優キーパー:
太くて平べったいので重たいしっぽをしています。泳ぐときにかなりパワーを生み出すので分厚いしっぽになっていますね
この太くて大きなしっぽを使って力強く泳ぐ。
冬はマフラー代わり?しましま模様が特徴的
最後はカワウソ舎のお隣、レッサーパンダ。

しましま模様が特徴的だが、しっぽには次のような役割があるという。
高田優キーパー:
寒い地域に標高の高いところで暮らしていますので冬場なんかは体に巻きつけて暖をとる。マフラーみたいな感じで
(※高田優キーパーの「高」は「はしご高」)
曽我部愛麗アナウンサー:
かわいらしいですね

その様子は、とべ動物園でも冬場に見られるそう。そして気になるしっぽの長さは?
高田優キーパー:
だいたい30~50cm弱くらい
曽我部愛麗アナウンサー:
結構長いですね

レッサーパンダのしっぽの長さは、体長の0.6倍。

ということでかなりの接戦だったが、しっぽ選手権の優勝は、ショウガラゴ!
これからは、動物たちの後ろ姿にも注目してみてはどうだろうか。
(テレビ愛媛)