2024年2月開催の「やまがた雪未来国スポ」に向け、県内各所に設置される「カウントダウンボード」の製作が進んでいる。担当しているのは高校生たちだ。
デザインや材質選びも自分たちで
国民体育大会から国民スポーツ大会に名前が変わり、初めての開催となる「やまがた雪未来国スポ」。県内で開かれる10年ぶりの冬季大会となり、2024年2月21日からスキー競技会が行われる。
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開幕まで4カ月を切る中、工業などを学ぶ7つの高校の生徒たちが「カウントダウンボード」の製作を進めている。このうち山形明正高校(山形市)では、情報機械科の3年生5人が製作を担当し、ボードのデザインや木の材質も自分たちで考えた。
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情報機械科3年の佐藤亮太さんは「木材加工が一番難しかった。けっこう密度の高い木材を使ったので、丸ノコで刃を入れる時も時間がかかったりして、形になるまで1カ月かかった」と苦労を語る。
![日付表示板はプログラミングされており、自動的に日数が減っていく](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/700mw/img_3ac0202b66c51b3a59d7813dd781f28667163.jpg)
カウントダウンの表示はアナログに見えるが、実は電動システム。日付が変わると自動的に残りの日数が減る仕組みを企業の協力を得てプログラミングした。
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情報機械科3年の後藤大晟さんは「不具合が多くて、企業さんに何度も来てもらった。GPSがつながらなかったりとかあった。達成できたら自分の人生にも少し自信が持てるんじゃないかと思う」と力を込めた。
「明正高校としては最高の出来に」
4月に製作を始めて約半年、いよいよ完成が近づいてきた。5人が製作したボードは多くの人が利用するJR山形駅に設置される予定だ。
![明正高校の生徒が作業する様子](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/3/c/700mw/img_3c68cc647d0f5b27d50a22ce4661e22384926.jpg)
「こういう所はこうした方がいいんじゃないか、とメンバーと1日しゃべる時もあった」と明かす佐藤さん。「明正高校としては最高の出来になった。設置が楽しみ」と自信をのぞかせた。
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高校生たちが作るカウントダウンボードは、開幕100日前にあたる11月13日に、霞城セントラルですべてを集めてお披露目される。その後「やまがた雪未来国スポ」の会場となる山形市と上山市・最上町の各役場や道の駅などに設置される。
※「カウントダウンボード」の製作をしている高校は全7校…山形工業高校・村山産業高校・新庄神室産業高校・米沢工業高校・鶴岡工業高校・創学館高校・山形明正高校
(さくらんぼテレビ)