好きな気持ちがあふれてしまったワンちゃんが、SNSのXで話題となっている。

漫画家のちとせさん(@inunonekochan)は、キジトラのねこくん(2歳・オス)、ミニチュアダックスフントのボンくん(2歳・オス)と暮らしている。

ねこくん(左)のことを、ボンくんは大好きという
ねこくん(左)のことを、ボンくんは大好きという
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ボンくんは、ねこくんが大好きで慕っているのだが、そのテンションの高さが裏目に出ることがあるのだそう。10月中旬に撮影された姿がこちらだ。

尻尾を振りながら、ねこくんに触れたがるボンくん
尻尾を振りながら、ねこくんに触れたがるボンくん

ねこくんの口元やほっぺに、尻尾を振りながら何度も口元を近づけるボンくん。触れ合いたいのかもしれないが、ねこくんはちょっと迷惑そうに見える。

ねこくんは嫌だったのか、ジャンプして向こう側に
ねこくんは嫌だったのか、ジャンプして向こう側に

ボンくんはその後もじゃれたり、はしゃいだり…。しかし、ねこくんは我慢できなくなったのかジャンプして、柵の向こう側に行ってしまったのだ。

すると残されたボンくんは様子が一変。尻尾は下がり、寂しそうな表情になってしまった。

しょんぼりする、ぼんくん
しょんぼりする、ぼんくん

ちとせさんがこの姿を「大好きなねこちゃんにキスした結果…」と投稿したところ、「しゅんとしたのがすごいわかりますね」などの反応が寄せられ、7万4000以上のいいねを集めた(10月19日時点)。

ボンくんの表情はなんとも哀愁を感じるが、ねこくんと仲直りはできたのだろうか。ちとせさんに聞くと、ボンくんがした行動の理由も分かった。

猫のあいさつをマネしている?

――ボンくんとねこくんはどんな性格をしている?

ボンはビビりで陽キャです。大きな犬の前だと空気になりますが、小さい犬や猫には、明るくて積極的。大好きアピールをします。ねこは甘えん坊ですが、世話焼きで面倒見が良いです。

柵越しでも、ボンくんのアピールがすごい
柵越しでも、ボンくんのアピールがすごい

――動画のとき、ボンくんはなぜちょっかいを出してしまった?

自宅ではトイレなどの配慮で、ボンが動ける範囲をサークルで仕切ることがあります。今回はそのとき、ボンの領土にねこが遊びに来た感じです。ボンは喜んだのでしょうが、触ったりしすぎましたね。


――ボンくんがなぜ“キス”をしたのか分かる?

猫はあいさつするとき、相手に鼻をくっつけることがあります。ねこも小さな頃からやっていたので、ボンは「これをすると喜んでくれる、好きなんだ」と考えてしているのかもしれません。

ねこくんから鼻をくっつけに行くこともある
ねこくんから鼻をくっつけに行くこともある

――動画の後はどうなった?

普段からボンはすぐに立ち直ります。今回もけろっと元気にしていました。(キスのような行動は)大丈夫なときもありますし、ねこから鼻をくっつけることもありますよ。

一緒に追いかけっこして遊んでいる

――2匹はお互いをどう思っていそう?

ねこは「ちょっとうざい弟だけど、放っておけないな」という感じです。困っていると助けるようなこともありますね。ボンは初対面から「めちゃくちゃ好き」という感じで、毎日後追いしています。

お気に入りのおもちゃを、ねこくんの近くに置く、ぼんくん
お気に入りのおもちゃを、ねこくんの近くに置く、ぼんくん

――2匹は普段どう過ごしている?仲はどう?

仲は結構いいですよ。ねこは自由に移動できるので、ボンのところには遊びたいときに行く感じです。一緒に追いかけっこしていますね。ボンはうれしいようで、ねこの周りに犬用のおもちゃをくわえて持ってくるのですが、ねこは反応せずに寝ていることもありますね(笑)


――ボンくんのスキンシップが成功することはある?

毎日のようにしているので、成功することもありますよ。成功率は半々くらいでしょうか。一緒に遊んだりするのですが、最終的にはねこが「もういいだろう」となって、どこかに行ってしまいます。

ねこくんと触れ合う、ぼんくん
ねこくんと触れ合う、ぼんくん

――動画の様子を見て思ったことは?

本当にいつものことなので、よくめげないなと思いました。めちゃくちゃ可愛いので、2匹ともこのままずっと長生きしてほしいですね。

ボンくんの行動は、ねこくんのあいさつをマネしたのかもしれない。普段は仲良く遊んでいるというので一安心だ。

なお、ちとせさんが2匹の日常を描いた漫画は、電子書籍サービス「Kindle」で配信されているというので、興味がある人はチェックしてはいかがだろう。

(画像提供:ちとせさん)

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。