那覇市繁多川(はんたがわ)公民館で、地域の人が偶然発見した“あるもの”が話題となっている。初めて見る人は二度見すること間違いない、不思議な光景を取材した。

なぜこんなところに!?お年寄りが騒然

那覇市繁多川公民館で地域のお年寄りたちが楽しんでいるのはペタンク。

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和気あいあいと楽しそうで、特別変わったところも見当たらないので話を聞いてみると…

Q. 繁多川公民館でおもしろいものが見られるということで来たんですが、何が見られるのですか?

「アカギの木の上のヤギさん」
「人によってはヤギでもあるし、イヌでもある」

ちょうど指を指した方向にいたのは、木の上の方で、ひょっこりと顔を出している

まさかシロヤギ!?

ただ、微動だにしない。よく見ると何かがおかしい・・・

ヤギと大騒ぎした正体は“枯れ枝”                                          以前、剪定した木が月日の経過とともに白くなり、ヤギに姿を変えたそうだ。

近寄って撮影すると、ヤギのおもかげもなく、自然のいたずらでできたものだとわかる。

3週間ほど前に、お年寄りたちがペタンクの最中に見つけたそうで、初めは本物のヤギが木に登っていると思ってみんなで大騒ぎし、公民館の職員もカメラとスマホで一生懸命撮影していたそうだ。

ペタンクをしていた男性:
位置としては、識名宮の守り神ですよね。識名宮を向いているから。今回は、ペタンクの試合があるから、ペタンクチームを見守ってほしいなと

今では大切なマスコット

見る角度によってはヤギに見えてしまう不思議な光景に、気づいた人は思わず足を止めてじっと見入ってしまう。

公民館の利用者:
本当だ!本物じゃないんですか?

繁多川公民館 南信乃介 館長:
私も最初は本物がいると思いましたよ。なんでこんな所に?と

繁多川公民館の南信乃介館長は、職員から写真が送られてきて知ったそうで、「どうしてしまったのだろう。情報が錯綜(さくそう)し、何からしたらいいかなと。この辺にヤギを飼っている人いたかな」と、ヤギだと信じこんでしまったそうだ。

地域のお年寄りたちのペタンクを木の上からやさしく見守るヤギ。いまでは公民館のマスコットとして、地域の大切な仲間となっている。

南館長は、「木の上にヤギのいる公民館があると話題になったら、地域づくりのいいポイントになるんじゃないかな」と新しいマスコットに地域活性の起爆剤となることを期待している。

(沖縄テレビ)

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