名古屋市東区の「オアシス21」で16日、ホテルや飲食店の料理人が氷の彫刻の技術を競うコンテストが行われた。
溶けるまで約2時間の芸術に観客もため息…
「オアシス21」に現れた巨大な氷の塊。
この記事の画像(6枚)大きなのこぎりで豪快に削り、ノミも使いながら少しずつ整えると、美しい形へと姿を変えていく。
行われていたのは氷彫刻のコンテスト。ホテルや飲食店で働く料理人が2人1組で、日頃磨いた技を競った。
使われる氷は高さ約1mで、小さく削り分けたパーツをうまくつぎ合わせて、大きな作品に仕上げていった。
制限時間は1時間半、出来上がったのは美しい曲線を描く人魚や、タカがサケを仕留める躍動感にあふれた狩りの瞬間。
「恋するナポレオン」という作品は、制作中に人魚の彫刻が壊れてしまい、急きょ小さな魚を「恋の相手」にしたアイデア作品だ。
氷の彫刻が美しさを保つことができるのはわずか2時間ほどで、その儚い美しさに観客からも歓声が上がった。
観覧客A:
迫力があってドキドキした
観覧客B:
初めて見てびっくりした。全部素敵です
また、この競技会に合わせ、果物の彫刻・フルーツカービングの実演も行われ、繊細な手つきで華やかに彫り込んでゆく様子に、通りかかった人々が見入っていた。
(東海テレビ)